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議論はノートを参照してください。(2007年7月)
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インチキ外国語(インチキがいこくご)は@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}日本語において用いられる[疑問点 – ノート]、外国語に似せた言葉である。
冗談としてのニュアンスを含有するものが多い。和製外来語が外国語の単語を組み合わせるのに対し、こちらは実在しない言葉を作る点で区別され、外国語の単語を一切用いないものも多く存在する。タモリのハナモゲラ語がそれにあたる。中川礼二や石井てる美、ゆりやんレトリィバァなども持ち芸にしている。 言葉遊びとして外国語に聞こえる言葉を作ったり、外国語をもじったりするのがよく見られる。「ハナモゲラ語」などが有名で、古くから存在した。饅頭を指して「オストアンデル(押すと餡出る)」、蚊取り線香をさして「マーストカートル(回すと蚊取る)」、太った婦人を指して「スワルトバートル(座ると場取る)」などがあった。夏目漱石の『吾輩は猫である』には美学者の迷亭が西洋料理店で「トチメンボー」[注釈 1]を注文したりインチキ外国人名を使って他人をからかうシーンが出る。 2ちゃんねるなどのインターネット掲示板では、賛同表現や罵倒表現などの文章を、人名のように捩った上で、その人物を象ったアスキーアートを組み合わせて添付することが一時期流行した。確認できるものでは「カスワダ・マッテーロ(カスは黙ってろ)」、「オマワ・リサンコッチ(お巡りさんこっち)」、「ソノアンニ3世(その案に賛成)」、「ドーシタイン(どうしたいん?)」、「毛沢山(もうたくさん)」などがある。 これに近い例で、日本語で意味を持つ語を外国語風に訛らせて商品名とする例は現在でも見られる。園芸関係、薬品関係はこの手のインチキ外国語の宝庫である。平成年代で確認できる例では、発芽発根促進剤の「メネデール(芽根出る)」、蟻殺しの「アリナックス(蟻無くす)」、ナメクジ駆除剤の「ナメトール(ナメ(クジ)取る)」、喉の薬の「ノドヌール(喉塗る)」など。さらにそのパロディ的なものにテデトール(手で取る)がある。 他に、ぎなた読み的な例に「重いコンダラ」(思い込んだら)、日本語の単語ではあるが変なつなぎ方にした例に「ヒヤリ・ハット」がある。このように言葉を切ったり伸ばしたりすることで外国語めいた言葉を作ってしまう例もある。梅津伸幸は書籍『マイクロソフト・シンドローム』(オーエス出版、1998)の中でマイクロソフトの手法を批判するためにバータリーとドロナーワという概念について論議している。前者は場当たり、後者は泥縄からの変形である。 特撮ものの怪獣や怪人などのネーミングも外国語風が使われる。モスラやラドンなどは明らかに英語の語彙を変化させたものである。これらはそれなりに格好良さを求めているが、ヤメタランス(やる気を無くさせる能力を持つ)、オコリンボール(ボール状生物の群体で気が荒い)、モットクレロン(食いしん坊怪獣)などははっきりと日本語の語彙かを変形させ、冗談の印象を与えるものである。
言葉遊び