インターポール
Interpol
Interpol 2007年
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンルインディーロック
ポストパンク・リバイバル
活動期間1997年 -
レーベルマタドール・レコード
キャピトル・レコード(米)
パーロフォン(英)
EMIミュージック・ジャパン(日)
メンバーポール・バンクス
ダニエル・ケスラー
サム・フォガリーノ
旧メンバーグレッグ・ドルディ
カルロス・デングラー
インターポール (Interpol) はアメリカ・ニューヨーク出身のロックバンド。
来歴Interpol(2005年)
1997年結成。当時はメンバー全員がニューヨーク大学の学生であった。2000年に英インディ・レーベルのケミカル・アンダーグラウンドからデビューEPをリリース。その直後にドラマーのドルディが脱退し、フォガリーノが加入する。
自主制作盤を発表した後、2002年に米インディー・レーベルのマタドール・レコードと契約。同年に1stアルバム『ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ』をリリース。このアルバムは評論家から称賛をもって受け入れられ、各種メディア媒体の「年間アルバム・ランキング」に挙げられた[1] 。また、インディーからのリリースにもかかわらず、全米で30万枚以上を売り上げるロングヒットとなった。バンドは好調なセールスに支えられ世界ツアーを展開し、2003年にはサマーソニックで初来日を果たした。
2004年には2ndアルバム『アンティックス』を発表。全米で初登場15位を記録し、2011年時点での売上は、英米の合算で50万枚を超えている。翌2005年には単独公演[2]とサマーソニック[3]で一年に二度の来日公演を行った。
2006年秋、メジャーレーベルのキャピトル・レコードへの移籍が発表され、翌2007年に3rdアルバム『アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー』をリリース。英米でいずれもトップ5に入る大ヒットを収めた他、各国で大きなチャート・アクションを起こし、世界規模の評価を得た。音楽的には初めてキーボードを導入し、従前とは異なる作品に仕上がっている。同年8月には、2003年、2005年に続いてサマーソニック07に出演した。
2010年には4枚目のアルバムでセルフタイトルの『インターポール』を発表。同作は自身のレーベルSoft Limitからのリリースとなり(アメリカでは古巣のマタドール、ヨーロッパなどではCooparative Musicを通してのリリース)、インディーに回帰した形となった[4]。なお、同作の完成後にベーシストのカルロス・デングラーが脱退[5]。アルバム発表にともなうツアーにはデイヴィッド・パホ(元スリント、トータス、ズワンなど)がサポート・ベーシストとして帯同した[6]。 ザ・キラーズ、フランツ・フェルディナンドなどと同様、ポストパンク・リバイバルに位置づけられる。しばしばジョイ・ディヴィジョンと比較され、バンクスのボーカルもイアン・カーティスとの類似性が指摘されている。重く暗い雰囲気を持つサウンドが特徴的で、「艶やかで哀愁を帯びたメロディは、氷のような美しさがある」[9] とも評される音楽性がバンドの大きな魅力となっている。 *発売日はアメリカにおけるもの。「英」は 全英アルバムチャート 、「米」は Billboard 200 におけるチャートの最高位を示す。 発売日アルバム英米補足 2003年 2005年 2007年
メンバー
ポール・バンクス (Paul Banks) - 1978年5月3日、イギリス、エセックス生まれ。ギター、リードボーカル担当。ジュリアン・プレンティ (Julian Plenti) 名義でソロ活動も行っている[7]。
ダニエル・ケスラー (Daniel Kessler) - 1974年9月25日、イギリス、ロンドン生まれ。リードギター、バッキングボーカル担当。
サム・フォガリーノ (Sam Fogarino) - 1968年8月9日生まれ。ドラムス担当。2000年加入。スワーヴドライヴァーのアダム・フランクリンとのユニット、マグネティック・モーニングでも活動。
左からダニエル・ケスラー、ポール・バンクス、サム・フォガリーノ
サポートメンバー
ブランドン・カーティス (Brandon Curtis) - キーボード、バッキングボーカル担当。
ブラッド・トゥルアックス(Brad Truax)- ベース担当[8]。
元メンバー
カルロス・デングラー (Carlos Dengler) - 1974年4月23日生まれ。コロンビアおよびドイツ系の血をひく。ベース、キーボード担当。2010年脱退。
グレッグ・ドルディ (Greg Drudy) - ドラムス担当。2000年脱退。envyのリリースでも知られるインディー・レーベル、レベル・プレーン・レコードのオーナー。
音楽性
ディスコグラフィー詳細は英語版「en:Interpol discography」を参照
オリジナル・アルバム
12002年8月19日ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ Turn on the Bright Lights101151
22004年9月27日アンティックス Antics2115
32007年7月6日アワ・ラヴ・トゥ・アドマイヤー Our Love to Admire24
アイルランドでは1位を獲得。
42010年9月7日インターポール Interpol107
52014年9月8日エル・ピントール El Pintor97
62018年8月24日マローダー Marauder623
72022年7月15日The Other Side of Make-Believe
シングル&EP
Fukd I.D. #3(2000年)
Precipitate EP(2001年)
Interpol EP(2002年)
Obstacle 1(2002年)※ヨーロッパのみ
Say Hello to the Angels(2003年)※ヨーロッパのみ
The Black EP(2003年)
Obstacle 1 Remix(2003年)※ヨーロッパのみ
Slow Hands(2004年、2005年再発)※ヨーロッパのみ
Evil(2005年)※ヨーロッパのみ
C'Mere(2005年)※ヨーロッパのみ
Interpol Remix EP(2005年)
The Heinrich Maneuver(2007年)
Mammoth(2007年)
Interpol: Live in Astoria EP(2007年)
Barricade(2010年)
Try it On (2011年)
All the Rage Back Home (2014年)
Ancient Ways (2014年)
Everything os Wrong (2015年)
The Rover (2018年)
Number10 (2018年)
If You Really Love Nothing (2018年)
All at Once (2018年)
Fine Mess (2019年)
The Weekend (2019年)
Toni (2022年)
Something Changed (2022年)
Fables (2022年)
来日公演
8月2日 大阪・サマーソニック2003
8月3日 東京・サマーソニック2003
1月25日 東京・東京・渋谷CLUB QUATTRO
1月26日 大阪・心斎橋CLUB QUATTRO
8月13日 東京・サマーソニック2005
8月14日 大阪・サマーソニック2005
8月11日 東京・サマーソニック2007
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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