インターナショナル_(歌)
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フランス語: L'Internationale
ロシア語: Интернационал
英語: The Internationale
中国語: 国?歌/國際歌
朝鮮語: ???/??????/??????
ベトナム語: Qu?c t? ca
和訳例:国際歌/インターナショナル

革命歌、国歌の対象
国歌として
ロシア社会主義連邦ソビエト共和国
ソビエト連邦
中華ソビエト共和国
革命歌、労働歌として
社会民主主義者
民主社会主義者
社会主義者
無政府主義者
共産主義者
民主主義者
自由主義者
作詞ウジェーヌ・ポティエ1871年
作曲ピエール・ドジェーテル1888年
採用時期革命歌、労働歌として
1890年代
国歌として
1918年 ロシア社会主義連邦ソビエト共和国
1922年 ソビエト連邦
1931年 中華ソビエト共和国
採用終了国歌として
1944年 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
1944年 ソビエト連邦
1937年 中華ソビエト共和国

試聴
ピアノ演奏 noicon
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「インターナショナル」または「国際歌」(フランス語: L'Internationale、ロシア語: Интернационал、英語: The Internationale、中国語: 國際歌、朝鮮語: ???/??????/?????、ベトナム語: Qu?c t? ca)は、社会主義共産主義を代表する曲である[1]ソビエト連邦では十月革命1917年)から第二次世界大戦1944年)まで国歌になっていたほか、日本でも労働歌として歌われていた[1]
小史
「インターナショナル」の誕生

「インターナショナル」は19世紀末フランスのパリ・コミューン(1871年)の直後に「L'Internationale」として誕生した[2]。作詞者はパリ・コミューンに参加していたウジェーヌ・ポティエ(Eugene Pottier;1816 - 1887)である[2]。パリ・コミューンは1871年5月末に多数の犠牲者を出して鎮圧されると、直後の6月にポティエは亡命先のイギリスで詩「インターナショナル」を発表した[2][3][4]。この詩はラ・マルセイエーズの曲にあわせて歌われるようになった[5]。また、この詩はコミューン議会の同僚であったギュスターブ・ルフランセ(フランス語版)に捧げられている[3]

パリ・コミューンの「闘士」だったポティエには犯罪者として死刑宣告がなされ、国外に逃亡した[2]。1887年にフランスに帰国したが、間もなく困窮して死んだ[2]。葬儀には赤旗を掲げた参列者が集まったが、警官によって排除された[2]。ポティエは共産主義運動の「殉教者」の1人とみなされるようになり、その命日は共産主義者にとって記念日の一つとされるようになった[2]

この詩ははじめ集会などで朗読されるのみであった[3]が、翌1888年にフランス労働党リール支部勤労者音楽隊(La Lyre des Travailleurs)の依頼で、その団員だったピエール・ドジェーテル(Pierre Degeyter; 1848 - 1932)が「L'Internationale」に曲をつけた[2][3]。ピエールはリールの音楽院で音楽を学んだ人物で、作曲のほか演奏も担当した[2]。ピエールの曲にのせた「L'Internationale」の初演奏は1888年7月とされている[2]。ラ・ヴィニェット街のキャバレーでピエールが労働者に歌い聞かせたこの曲は、リールの労働者の間で歌われるうちにノール県にも伝わり、1895年にはゲート派の組合大会、1899年にはフランス労働党大会でも歌われ、フランス全土へと広がっていった[3][4]。そして、大会に臨席した外国代表らによって、各国に広まっていった[4]
曲の権利を巡る騒動

作曲者がピエール・ドジェーテルである(つまり、彼が共産主義者である)と知れると社会生活に悪影響が及ぶため、作曲者は単に「ドジェーテル」と姓だけがクレジットされ、個人が特定できないように名は伏せられていた[2]。このため、のちに著作権権利者を巡って争いが起きることになった[2]

労働者合唱団の創設者のひとりで、リール市長やフランスの国会議員を歴任したギュスターヴ・ドゥロリ(フランス語版)という人物が、「L'Internationale」の詩・曲の権利を有すると主張するようになった[2]。「詩」の権利はもともとポティエの未亡人にあったが、これを別の人物に売り渡し、これをさらにドゥロリが買収した[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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