インターナショナル・スクール
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インターナショナル・スクール(英語: international school)あるいは国際学校(こくさいがっこう)とは、主に外国人生徒を対象にその所在するや地域の教育システムに基づいて就学前初等中等教育を施す学校[1]

異文化体験や国際的に通じる学歴取得の機会として選択されることもあり、その所在する国の生徒のほうが在籍者の比率が高いこともある[1]

また、学校に通わずオンラインで学習するオンライン・インターナショナル・スクールも存在する。
特徴
運営

によっては一つの国に幾つもの民族が入り混じる状態となっているケースが増えていることから、インターナショナルスクールとして指定されている施設では多種多様さを重視しながら運営しているのが現状である[注釈 1] 。特に多民族国家となっている国では生徒も講師も多民族となっている点から、生徒の国籍が60カ国以上という学校も存在している[注釈 2][2]
修了資格
国際バカロレア資格
国際バカロレアは、国際的な修了資格の代表的なものであり、スイスのディプロマ・プログラムである。インターナショナル・スクールの卒業生に、国際的に認められる大学入学資格を与えることで大学進学のルートを確保し、国際理解教育の促進に資することなどを目的に1968年に国際バカロレア機構が発足[3]。国際バカロレア機構はスイスのジュネーブに本部を置いている[3]。国際バカロレアの認定校となったインターナショナル・スクールでは国際バカロレア機構が作成する共通カリキュラムで運営されている[3]。2013年9月現在、国際バカロレアの認定校は146か国で約3,664校である[3]。国際バカロレアには初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマ資格プログラム(DP)の三種がある[3]。ディプロマ資格プログラム(DP)の課程を修了してディプロマ資格取得のための統一試験に合格すると国際バカロレア資格を取得できる[3]。国際バカロレア試験の実施や国際バカロレア資格の授与は国際バカロレア機構によって行われる[3]。日本では1979年4月に国際バカロレア資格を有する者で18歳に達したものが日本の大学入学資格に追加された[4]
その他の国際的な評価団体(WASC、ACSI、ECIS)による認定
WASC(Western Association of Schools and Colleges、米国・西部学校大学協会)、CIS(Council of International Schools、英国・インターナショナルスクール会議)、ACSI(Association of Christian Schools International、キリスト教学校国際協会)などの国際的な評価団体が認める教育施設も日本全国に点在する。これらも、世界的な資格として有用とされる。日本では、学校教育法第56条に基づく告示によって、WASC、CIS、ACSIの認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、大学入学資格が認められる[5]

なお、大学入学資格に課程年数主義を採用している国の場合、学業成績優秀で早期卒業した者であっても大学に入学できない例がある[4]。日本でも一定の資格及び課程を取得した者について年齢制限を撤廃するなど大学入学資格の見直しが議論されている[4]
各国のインターナショナル・スクール
日本
位置づけ清泉インターナショナルスクール


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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