インソムニア_(鬼束ちひろのアルバム)
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『インソムニア』
鬼束ちひろスタジオ・アルバム
リリースTOCT-24560 2001年3月7日(水)
TOCT-95058 2009年3月11日(水)(SHM-CD再発盤)
TYCN-69001 2014年1月15日(水)
(再々発盤)
UPJY-9365/6 2023年12月6日(水)
(2LPアナログレコード
録音2000年
ジャンルJポップロックフォーク・ロック
時間53分57秒
レーベル東芝EMIVirgin TOKYO
プロデュース土屋望羽毛田丈史
チャート最高順位


週間1位(オリコン

2001年3月度月間4位(オリコン)

2001年4月度月間6位(オリコン)

2001年5月度月間17位(オリコン)

2001年度年間16位(オリコン)

週間90位(Billboard Japan Hot Albums)[1]

週間64位(Billboard Japan Top Albums Sales[2]

ゴールドディスク

ミリオン(日本レコード協会

第16回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞作品

鬼束ちひろ アルバム 年表

インソムニア
(2001年)This Armor
2002年


『インソムニア』収録のシングル

シャイン
リリース: 2000年2月9日

月光
リリース: 2000年8月9日

Cage
リリース: 2000年11月8日

眩暈/edge
リリース: 2001年2月9日

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『インソムニア』(英文表記:INSOMNIA)は、2001年3月7日(水)に発売された鬼束ちひろの1枚目のアルバム
解説

タイトルは不眠症の意味だが、本人は「響きが良いから」との理由で意味を考慮することなく付けたという。これは自身がデビューした当初から考えていたという。

オリコン週間チャート初登場1位を記録、発売から1ヶ月でミリオンヒットを記録し、鬼束ちひろ最大のヒット作となる。オリコン1位獲得当時20歳5ヶ月という記録は、宇多田ヒカルの『First Love』の当時16歳2ヶ月に次ぐ史上2番目に若い女性シンガーソングライターのオリコン1位獲得作品であったが、2004年5月第4週目でアヴリル・ラヴィーンの『Let Go』の当時19歳8ヶ月、2007年4月第2週でYUIの『CAN'T BUY MY LOVE』の当時20歳1ヶ月、2008年11月第2週で加藤ミリヤの『BEST DESTINY』の当時20歳4ヶ月と、それぞれオリコン初登場1位を獲得したことにより、2008年12月現在5番目となっている。

月光」「眩暈」のヒットシングル曲をはじめ、自身が初めて作った楽曲「call」や、ジャン・レノ広末涼子主演のフランス映画『WASABI』で挿入歌として劇中で流れた「螺旋」など、個性的な楽曲が収録されている。ちなみにアルバム収録曲(シングル収録を除く)でタイアップのついた「イノセンス」「BACK DOOR (album version)」「螺旋」は、全てアルバム発売後にタイアップが決定した。

この作品で第16回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

このアルバムと初のプロモーションビデオ集『ME AND MY DEVIL』との連動特典で、シングル「眩暈/edge」リリース時まで配布されていたフリーペーパー『Pretty Witch』を製本化した『Pretty Witch Complete Books』が抽選で当たるというキャンペーンが行われた。
収録曲

全作詞・作曲:鬼束ちひろ、編曲:羽毛田丈史(特記以外)
月光2ndシングルシングルのものよりもアウトロが短くなっている。

イノセンスApplied Material社 企業CMソング

BACK DOOR (album version)編曲:土屋望・羽毛田丈史1stシングルのカップリングのアレンジNHK総合『夢伝説』エンディングテーマ

edge4thシングル

We can go

call

シャイン (album version)編曲:土屋望・羽毛田丈史1stシングルのアレンジ

Cage編曲:土屋望・羽毛田丈史3rdシングル

螺旋映画『WASABI』挿入歌

眩暈4thシングル

月光 (album version)2ndシングルのアレンジ

楽曲解説
イノセンス
初めて一人称に「僕」、二人称に「君」を使用した楽曲。ライブでもよく披露されていた。また、アルバム発売後にはApplied Material社の企業CMのBGMとして楽曲が
CBCCNBCを中心として世界中にオンエアされ、「あの楽曲を歌う歌手は誰なのか」という問い合わせが世界的に殺到した。
BACK DOOR (album version)
ロックを基調としたシングルバージョンに対し、ピアノとチェロのみでのアレンジ構成になっており、ボーカルも新録音されている。シングルバージョンは、4thベストアルバム『GOOD BYE TRAIN ?ALL TIME BEST 2000-2013』がリリースされるまでシングルのみでしか聴くことができなかった。
We can go
カントリーロックを重視した楽曲で、自身が上京して初めて作った作品であるという。アルバムリリース後、ラジオオンエア限定で「We can go -summer radio mix-」なるバージョンも存在しオンエアされていた。このバージョンは長らくCD化されなかったが(プロモーション用CD『CHIHIRO ONITSUKA SUMMER 2001』のみに収録されていたが、プロモーション用に配布された非売品のため一般は入手できない)、2ndベストアルバム『SINGLES 2000-2003』で初のCD化がされた。プロモーションビデオはノーカットで撮影されている。
call
鬼束ちひろの原点である楽曲。17歳の時、文化祭で行ったエイズに関する劇で、周囲からいじめられて最後には死ぬというエイズ患者の役をやったことから死について触発され、初めて作詞作曲したという。もともとは英語詞の楽曲でオーディションでも英語詞を披露したが、アルバム収録にあたって日本語詞に書き直したという。
シャイン (album version)
「BACK DOOR (album version)」と同様、ピアノ1本のみのアレンジにされており、こちらもボーカルの新録音がなされている。このアルバムバージョンと同じ構成で「シャイン (unplugged)」としてプロモーションビデオも制作されているが、歌唱・細部のアレンジともにアルバムバージョンとは異なる。
螺旋
アルバムリリース後、リュック・ベッソン監督のフランス映画『WASABI』の挿入歌として起用され、話題を呼んだ楽曲。監督はもともと親日家であり、ヒロインに広末涼子を起用したため、フランスの映画製作サイドが劇中で使用する挿入歌も日本の楽曲が良いとのことで日本人のアーティストの楽曲を使用したいと申し出、日本側がいくつか楽曲を送ったところこの楽曲が選ばれたという。ちなみにこの楽曲はもともと「My Fragile Life」というタイトルで、シングル「Cage」が2ndシングルとしてリリースされる際のカップリング曲として発表予定であり既に収録も済ませてあったが、発売自体がお蔵入りとなってしまい(「Cage」のプロモーション用CDのみに収録されていたが、非売品であることはおろか製品盤が発売中止となってしまったため入手できない)、聴くことは出来ない。このアルバム収録のために新たに収録し直した際に、本人曰く「塔の螺旋状の階段を上り、塔のてっぺんから飛び降りる映像が浮かんだ」とのことからタイトルが「螺旋」と変更されたという。
月光 (album version)
アレンジが異なり、第16回ゴールドディスク大賞を記念して制作されたコンピレーションアルバムにも収録されている。このアルバムを通して「月光」で始まり「月光」で終わるというのは本人や制作側の意図である。プロモーションビデオは八王子ホテルニューグランドに併設されているウェディングチャペルで撮影された。
演奏

鬼束ちひろ

Vocal

Chorus (#4.8.10)


羽毛田丈史

Acoustic Piano (全曲)

Programming (#1.2.6)

Acoustic Guitar (#2)

Organ, Drum Programming (#4)

Pad (#6)

Loop, Sample Programming (#9)

Synthesizer, Uilleann Pipe Programming (#10)


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