『おとぎマンガカレンダー』は、1961年から1964年まで、フジテレビおよびTBSで放送された日本の白黒アニメ。 「今日の人々に知られていない」キャラクターによる歴史的な出来事を描いている。出来事の説明のため、アニメーションとともに写真や映画の映像を用いたこともあった。出来事に関する資料は、当時横山隆一が『フクちゃん』を掲載していた毎日新聞から用いている[1]。 「シリーズ放映されたテレビアニメとしては日本初の作品」とされることが多いが、「漫画ニュース(漫画ショック)」(1957年 - 1959年)が本作に先駆けている。なおカラー放送アニメは『もぐらのアバンチュール』(1958年7月14日、日本テレビ)、30分のテレビアニメシリーズは『鉄腕アトム』(1963年1月1日 - 1966年12月31日、フジテレビ)がそれぞれ日本産アニメ初となる。 2つのシーズンに分かれていた。 1961年5月1日から1962年2月24日までフジテレビ(関東ローカル)で放送。3分間の話が全部で312回分放送された。明治製菓(現・明治)の一社提供[2])。放送時間(JST)は次の通り[3]。 放送期間月曜 - 金曜土曜日曜 1962年6月25日から1964年7月4日までTBS(関東ローカル)で放送。312回分放送されたが、放送時間は5分だった。キリンものしりシリーズの第1作であり、キリンビール(麒麟麦酒初代法人。現・キリンホールディングス)の一社提供。シリーズで唯一関東地区で放送された作品で、次作『ものしり大学 明日のカレンダー』からは毎日放送(当時NETテレビ系列)へ移行した。TBSの後継番組は、同じくキリンビール一社提供の『お天気ママさん』。 2007年11月10日にフジテレビ721の番組『昭和アニメ伝説 ?テレビアニメの夜明け・エイケン?』内で1963年1月1日放送分の「クーベルタン生まれる」が放送された。2008年7月6日にアニマックスの番組『テレビアニメ45年史 なんでアニメは面白い!?』内で1961年7月5日放送分の「1950年7月5日プロ野球初のナイター」の一部が放送された[4]。また、2009年7月1日放送の『シルシルミシル』(テレビ朝日系列)で、「アニメのオハツ」として第1回の「エンパイア・ステート・ビル開館」の一部が放送された[5]。
概要
作品一覧
インスタントヒストリー
1961年05月1961年9月17:47 - 17:5017:07 - 17:1017:22 - 17:25
1961年10月1962年2月18:07 - 18:10(廃止)
おとぎマンガカレンダー
その後
スタッフ
監督:横山隆一
助監督:鈴木伸一、マツヤマミチヒロ
演出・デザイン・作画:横山隆一、鈴木伸一、マツヤマミチヒロ、秦泉寺博、甲藤征史、滝口明治、斉藤博、壬生理
美術:サイトウヒロシ
製作:おとぎプロ
脚注^ ジョナサン・クレメンツ. McCarthy Helen. [2006](2006). The Anime Encyclopedia: Revised & Expanded Edition. Berkeley, CA: Stone Bridge Press. ISBN 978-1-933330-10-5
^ 1961年7月16日付「産経新聞・夕刊」3面掲載の明治製菓広告
^ 参考:『タイムテーブルからみたフジテレビ50年史』(フジテレビ編成制作局)9 - 12頁 2009年
^ “アニマックスが開局10周年番組 アニメ史を紐解く全16時間
^ “シルシルミシル バックナンバー
関連項目
キリンものしりシリーズ
アニメの歴史
外部リンク
Otogi Manga Calendar(テレビアニメ)- Anime News Network中の百科事典