インクレディブル・ファミリー
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インクレディブル・ファミリー
Incredibles 2

監督ブラッド・バード
脚本ブラッド・バード
出演者ホリー・ハンター
クレイグ・T・ネルソン
サミュエル・L・ジャクソン
音楽マイケル・ジアッチーノ
製作会社ピクサー・アニメーション・スタジオ
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 2018年6月15日
2018年8月1日
上映時間118分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$200,000,000[1][2]
興行収入$1,242,805,359[3]
$608,581,744[4]
49億円[5]
前作Mr.インクレディブル
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『インクレディブル・ファミリー』(原題:Incredibles 2)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作によるアメリカ合衆国コンピュータアニメーションアクションアドベンチャーコメディ映画。全米で2018年6月15日日本で同年8月1日公開。監督はブラッド・バード[6]。同時上映は『Bao[7]。キャッチコピーは「家事!育児!世界の危機!」[8]
概要

2004年公開の『Mr.インクレディブル』の続編であり、ピクサーの長編映画としては『リメンバー・ミー』に次ぎ『トイ・ストーリー』から数えて20作目となる[9]

家人全員が特殊能力を持つ5人家族を主人公に据え、ごく普通の一般人家庭としての生き方と悪と戦うスーパーヒーローとしての生き方を両立させようと奮闘する中で、女性の社会進出や男性の家庭との向き合い方、家族の絆などの現代的なテーマが描かれている[10][11]

冒頭に登場するディズニー及びピクサーのオープニングのロゴが、他作品と比べて赤いデザインになっている。

本作には光が点滅するシーンが複数含まれているが、日本公開版においては該当箇所の点滅頻度や輝度の調節が施されている[12]。また、海外版においても、DVDやBlu-ray版は日本公開版と同じく調節が施されている。
あらすじ

前作のシンドロームとの戦いから3ヶ月後。法律でスーパーヒーロー活動が禁じられる中、人々を救うため街を襲うアンダーマイナーと戦うものの、戦いの余波で街を破壊したため警察に事情聴取される羽目になったパー一家。しかも、この事件で政府はスーパーヒーロー保護プログラムを廃止し、その影響で、政府組織NSAの一員でパー一家の保護を任されていた男リック・ディッカーも、パー一家の保護の任を解かれることとなった。ディッカーはパー一家を付近のモーテルに2週間宿泊させる手配をさせた後、彼らに別れを告げ去っていった。そんな中、パー一家の母親イラスティガールことヘレン・パーに、アンダーマイナーとパー一家の戦いを見ていたスーパーヒーローの大ファンであり通信会社デブテックを率いるウィンストン・ディヴァーと、彼の妹であるイヴリン・ディヴァーから、スーパーヒーローの復活が掛かったある任務の依頼が届く。その任務は、スーパーヒーローとして活躍する姿を世界に見せ、スーパーヒーロー活動が再び法律で許されるようになることを目指すというものだった。ヘレンが任務で家を留守にしている間、彼女の夫にして伝説のヒーローであるMr.インクレディブルことボブ・パーは、子守や家事のために留守番をすることとなる。

パー一家はウィンストンが用意した新たな住居に引っ越し、ヘレンは早速任務へと出かける。犯罪の多い大都市ニューアーバムでの任務でヘレンは暴走する新型列車を止めて人々を助けるが、テレビ画面などを乗っ取り人々を催眠状態にして操るスクリーンスレイヴァーという謎の人物が出現する。ヘレンはイヴリンと協力してスクリーンスレイヴァーの隠れ家を突き止め、彼を捕まえることに成功するが、その正体はピザの配達員であり、彼は困惑した様子のまま逮捕された。

一方、子守と家事を任されたボブは、同級生との恋に悩む長女ヴァイオレットや、算数の宿題に頭を抱える長男ダッシュの世話に追われていた。さらに、これまでスーパーパワーの有無が不明であった次男ジャック=ジャックにも多数のスーパーパワーがあったことに気がつくが、任務の邪魔になると考えたボブはこの事をヘレンには秘密にする。

その頃、ヘレンはピザの配達員が何者かによってスクリーンスレイヴァーとして操られ仕立てあげられていたことに気がつくが、その黒幕はイヴリンであることが判明する。イヴリンは両親がスーパーヒーローを頼りすぎていたがために強盗に殺されて以来、スーパーヒーロー達を嫌っており、人々がスーパーヒーロー達に頼りすぎる社会を作らせないために、スーパーヒーロー達を洗脳して彼らの評判を下げようとしていた。ヘレンはイヴリンによって特殊なゴーグルをつけられ、洗脳されてしまう。ヘレンに危機が迫っている事をイヴリンから聞きデブテックを訪れたボブもゴーグルをつけられてしまう。家に残った子供達と、ボブが子守を任せておいた親友のルシアス・ベストことフロゾンの所へも洗脳されたスーパーヒーロー達が訪れ、フロゾンもゴーグルをつけられてしまうも、ダッシュが密かに呼び寄せた乗り物インクレディビールに自分達の音声を登録させ、音声操作でインクレディビールを操り家を脱出した。

脱出したヴァイオレット、ダッシュ、ジャック=ジャックは、インクレディビールで豪華客船で行われているデブテックの調印式に潜入する。3人は何とかボブ、ヘレン、フロゾンのゴーグルを外すことに成功し、さらに他のスーパーヒーロー達の洗脳も解くことにも成功する。イヴリンは、船に備え付けてある飛行機で逃げようとするが、ヘレンの活躍により彼女を捕まえることが出来たが、今度は船のエンジンが爆走し、ものすごいスピードで街に向かってしまう。パー一家やフロゾン、スーパーヒーロー達は一致団結し、それを阻止することに成功し、市民から大喝采を受ける。そして、その活躍から、再び法律でスーパーヒーロー活動が許されることとなった。

しばらくして、パー一家の前にを乱射しながら暴走する車が出現。ボブ、ヘレン、ヴァイオレット、ダッシュ、ジャック=ジャックはマスクをつけ、車を新型のインクレディビールへと変形させ、スーパーヒーローとしてそれに立ち向かうのだった。



登場人物
パー一家

本作の主人公であるスーパーヒーローの5人家族。
イラスティガール(Elastigirl)
本名、ヘレン・パー(Helen Parr)。パー一家の母親にして、ボブと同様に伝説の
スーパーヒーローゴムのように伸び縮みさせることのできる身体の持ち主。パラシュート風船など、どんな形にも自由自在に変えられる。一人称は「私」。本作では、スーパーヒーロー復活が掛かったある任務をウィンストンとイヴリンから引き受け、家事や育児をボブに任せて外出する。しかし、新たな敵スクリーンスレイヴァーの出現によりピンチに陥るも、その身体と心強い性格を生かして街の人々を救っていく。前作はスーパーヒーローへの返り咲きを狙うボブが物語の中心であったが本作では彼女が物語の中心となっている。
Mr.インクレディブル(Mr. Incredible)
本名、ロバート・パー(Robert Parr)。通称、ボブ(Bob)。パー一家の父親にして、ヘレンと同様に伝説のスーパーヒーロー。車を軽々と持ち上げる、猛スピードの電車を止められるなど、驚異的な怪力と強靭な肉体の持ち主。一人称は「俺」。任務で外出しているヘレンに代わって家事や育児を担当するが、悪戦苦闘の日々を過ごすこととなる。
ヴァイオレット・パー(Violet Parr)
通称、ヴァイ(Vi)。パー一家の長女。14歳。自分らの周りに紫色の強力なエネルギーバリアを張って身を守ったり、バリアをぶつけて攻撃に転用することができる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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