イボタノキ
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イボタノキ
イボタノキ
分類APG IV

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:キク上群 superasterids
階級なし:キク類 asterids
階級なし:シソ類 lamiids
:シソ目 Lamiales
:モクセイ科 Oleaceae
:イボタノキ属 Ligustrum
:イボタノキ L. obtusifolium

学名
Ligustrum obtusifolium Siebold et Zucc. (1846)[1]
シノニム


Ligustrum obtusifolium Siebold et Zucc. subsp. microphyllum (Nakai) P.S.Green (1995)[2]

Ligustrum ibota Siebold var. microphyllum (Nakai) Nakai ex H.Hara (1914)[3]

Ligustrum ibota Siebold f. microphyllum Nakai (1918)[4]

和名
イボタノキ(水蝋の木)、
コバノイボタ[1]

イボタノキ(水蝋の木[5]・疣取木[6]学名: Ligustrum obtusifolium)は、モクセイ科イボタノキ属落葉低木。別名、トスベリノキ[7]、カワネズミモチ[8]。日本各地の山野に自生する。
分布・生育地

日本では北海道本州四国九州にまで分布する[5][8]。日本国外では朝鮮半島中国から知られる[7]

山野に生え[5]、陽樹であり、明るい林縁、道路そばなどに見られる。山間の崩壊地などにもよく出現する。
特徴

落葉低木または半落葉低木広葉樹[5][6]。低木で樹高は1.5 - 2メートル (m) 。葉は細かく、枝は放射状に伸びて[9]、あまり分枝しないまっすぐなものが多数並ぶ。その小枝は横向きに伸び、葉がほぼ等距離に多数並ぶので、ちょっと羽状複葉のようにも見える。は灰白色で[5]、新枝(一年枝)は灰褐色で細毛がある[6]樹皮は淡灰白色で、若い木は縦長の皮目があり、生長すると縦の筋が入る[6]、白いイボタロウムシが寄生することがある[5]

対生し、長さ2 - 7センチメートル (cm) の長楕円形をしている[5]。はじめは黄緑だが次第に深緑になり、裏面は淡緑色[5]。表面につやがなく、質はうすく柔らかい[5]

花期は初夏(5 - 6月)[5]。本年枝の先に長さ2 - 4 cmの総状花序を出し、ギンモクセイに似た芳香ある白い小さなを密集して咲かせ[7][5][8]、花序先端が垂れる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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