イトコ
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人間関係

種類
ボーイフレンド ・ ブロマンス ・ 同棲 ・ 側室 ・ いとこ ・ 家族的パートナーシップ ・ 家族 ・ 友情 ・ ガールフレンド ・ 夫 ・ 親族 ・ 結婚 ・  ・ 一夫一婦制 ・ 非一夫一婦制 ・ オープンマリッジ ・ ポリアモリー ・ グループ結婚 ・ 複婚 ・ 恋愛的友情 ・ 同性関係 ・ 性的伴侶 ・ 兄弟姉妹 ・ 恋人 ・ 心の友 ・ 寡婦 ・ 妻

恋愛的な出来事
絆 ・ 別れ ・ 求愛 ・ デート ・ 離婚 ・ 浮気 ・ 連れ添い ・ ロマンス ・ 法的別居 ・ 逸脱 ・ 結婚

気持ちと感情
親近感 ・ 愛着 ・ コンパージョン ・ カップル ・ 嫉妬 ・ リマレンス ・  ・ 情熱 ・ プラトニック・ラブ ・ ポリアモリー ・ 性的な一夫一婦主義の心理学

習慣
婚資(寡婦産 ・ 持参金) ・ 上昇婚(玉の輿) ・ 浮気 ・ 性行動

虐待
児童虐待 ・ 障害者虐待 ・ 高齢者虐待 ・ ドメスティックバイオレンス
・編・歴

いとこは、自分からみて兄弟姉妹子供である。4親等傍系親族の一つ。
目次

1 定義

2 呼称

2.1 漢字表記

2.2 当事者間

2.3 他言語での表現

2.4 いとこ違い


3 姓

4 いとこ同士の結婚

5 慣習的な用法

6 いとこ同士の有名人

6.1 いとこのペアで知られる有名人

6.2 その他


7 関連項目


定義

方か方の祖父母のなかで、自分と兄弟姉妹を除いた者。

同士が兄弟姉妹、祖父母が同じという関係の相手。

親の

おじおば子供

いとこの祖父母は、一組が自分自身の血縁の祖父母である。もう一組はおじ嫁かおば婿の親(おじおばの義父母)で、こちらは自分とは遠縁となるため、親族関係は発生しない。

いとこの父か母は、自分の父か母の兄弟姉妹に当たる。

いとこの曽祖父母より前の祖先は、全組数のうち半分の組数が自身の祖先に当たる。

相互が「兄弟姉妹の子供同士」に当たる関係を「いとこ同士」という。

父の甥姪を「父方(の)いとこ」、母の甥姪を「母方(の)いとこ」という。

自身の血縁関係にあっても4親等の関係であるほか、自身ないし近親者の婚姻養子縁組にともなって義理のいとこが生じるため、家系上は自身の同世代であるものの、年齢的には親子ほどの差が生じる場合もしばしば見られる。

自身ないし近親者の婚姻や養子縁組にともなって生じる「義理のいとこ」の例は次の通りである。

配偶者のいとこ(おじ嫁・おば婿の甥姪と結婚した場合は実のいとことなる)

いとこの配偶者(父の甥姪と母の甥姪とが結婚した場合は実のいとことなる)

おじ・おばの養子・養女または再婚相手の子供

祖父母の養子・養女の子供または再婚相手の孫

養父母または親の再婚相手の甥・姪

親の養父母の孫

呼称
漢字表記

続柄」も参照

漢字では年長の男性を従兄、年長の女性を従姉、年少の男性を従弟、年少の女性を従妹と書く。また、これらを組み合わせて男同士を従兄弟、女同士を従姉妹、男女同士を従姉弟、従兄妹とも書く。ひっくるめると従兄弟姉妹と書く。また、父方のいとこは堂兄弟や堂姉妹、母方のいとこは表兄弟や表姉妹とも書く。民俗学人類学ではイトコと書く。古い使い方や地域によっては、同年代の傍系親族全体に使うこともある。

兄弟姉妹の場合と同様に、親のいとこ(祖父母の兄弟姉妹の子供)は「いとこおじ」「いとこおば」ともいい、兄弟姉妹を伯叔父母に置き換えて従伯父、従叔父、従伯母、従叔母(伯従父、叔従父、伯従母、叔従母という書き方もある)と書く。年上のいとこは「いとこのお兄ちゃん」「いとこのお姉ちゃん」と呼ばれる場合もある。これに倣って、いとこの子供(親の兄弟姉妹の孫)を「いとこ甥」「いとこ姪」と呼ぶ場合があり、従甥や従姪などと書く。
当事者間

一般的な当事者間の呼称は、日常の当事者間の親密性が高い場合には、親しみを込めて2親等兄弟間における慣例にならい、年長のいとこに対してお兄さん、兄さん、お姉さん、姉さん(年齢差が大きい場合や、親と年齢が近い場合は、尊属3親等呼称を用いておじさん、おばさん)など、年少者のいとこに対してはの呼び捨てないし「ちゃん」「君」付けで呼ぶことが多い。当事者間の親密性が低い場合には、年齢の長短にかかわらず一般敬称の「さん」を付けて呼称するのがほとんどである。
他言語での表現

この節の加筆が望まれています。

いとこは英語では通常「cousin」と訳されるが、「cousin」が指す範囲は「親の兄弟姉妹の子供」を含めた「同世代の傍系親族全体」が含まれる。「親の兄弟姉妹の子供」「親同士(1代前)が兄弟姉妹の関係」を厳密に指すには「first cousin」、「親のいとこの子供」「祖父母の兄弟姉妹の孫」「祖父母同士(2代前)が兄弟姉妹の関係」を厳密に指す場合には「second cousin」が用いられる。
いとこ違い

親の兄弟姉妹の子供を「いとこ」、祖父母の兄弟姉妹の孫を「またいとこ」「はとこ」というのに対して、祖父母の兄弟姉妹の子供(親のいとこ)、或いは親の兄弟姉妹の孫(いとこの子供)を「いとこ違い」「いとこ半」と呼ぶ場合がある。なお、英語では、「いとこ違い」を「first cousin once removed」という。

また、「一方が兄弟姉妹の子供で、もう一方が兄弟姉妹の孫」という両者の関係も「いとこ違い」という。

いとこの姓(婚姻や養子縁組により姓を改めた者は婚姻・縁組前の姓)は例外はあるが一般的に次のようになる。

父方のおじの子供 - 自身と同姓(父親が姓を改めた場合は父親の旧姓)

母方のおじの子供 - 母親の旧姓(父親が姓を改めた場合と自身が
非嫡出子である場合は自身と同姓)

父方のおばの子供 - おばの夫の姓(いとこが非嫡出子の場合は自身と同姓)(自身と同姓の場合は極めてまれ)

母方のおばの子供 - おばの夫の姓(おばの夫が姓を改めた場合やいとこが非嫡出子の場合は母親の旧姓)(自身と同姓の場合は極めてまれ)

日本では夫の姓を名乗る夫婦が大半を占めるため以上のようになる。したがって、おばの子供であれば自身と同姓となることは極めてまれである(日本人の姓の数がきわめて多いことにもよる)。
いとこ同士の結婚

詳細は「いとこ婚」を参照

近親婚」も参照

日本の法律(民法734条)は、いとこの関係にある者同士の結婚を妨げていない(結婚を参照)。今日の日本社会においては、いとこ婚が心情や感覚、慣習の面でインセスト・タブーの対象となりうる場合もあるが、これは当事者と関わる親族や地域社会によって歓迎から忌避まで扱いが大きく異なる。

アメリカではいとこ同士の結婚についての法律上の扱いは州によって異なり、禁止している州、制限を設けている州、特に制限がない州が混在している。

ヨーロッパの王族、貴族の間では、いとこ同士の結婚は頻繁に行われている。

イスラム文化圏では、地域によって異なるが、いとこ同士の結婚はむしろ好ましいと見なされる傾向がある。
慣習的な用法

いとこに関連する
ことわざとして、「いとこ同士はの味」(いとこ同士の夫婦の仲はとても睦まじいこと)がある。

本来定義のいとこの関係に無い場合であっても、自身に親密な人物に連なる人物を、擬似的に「いとこ」と表現する場合がある。暴力団において、自身の親分の舎弟を「叔父」と目し、その子分を「いとこ」と表現する場合などがこれにあたる。

いとこ同士の有名人

いとこ同士の夫婦については「いとこ婚」を参照。
いとこのペアで知られる有名人


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