イデアの日
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イデアの日ジャンルロールプレイングゲーム
対応機種スーパーファミコン
開発元オフィス恒環
発売元ショウエイシステム
プロデューサーまついこうじ
ディレクターたけくらたかし
デザイナー相原コージ
しみずちえこ
シナリオ相原コージ
プログラマーさとうしろう
高山智博
よくらはるえ
にしもとくにこ
にしもとつとむ
音楽知久光康 (J-WALK)
美術相原コージ
人数1人
メディア16メガビットロムカセット
発売日 199403181994年3月18日

その他型式:SHVC-ID
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『イデアの日』(イデアのひ)は、1994年3月18日に日本のショウエイシステムから発売されたスーパーファミコンロールプレイングゲーム

世界中にウイルスが蔓延し、あらゆる生物がモンスターに異常進化しはじめた近未来の地球が舞台。ただし存在する主な陸地は日本・アメリカ大陸・南極大陸のみ。ほかに夢の中・地底世界・海中などを冒険する。『ドラゴンクエストシリーズ』と同様の2DトップビューRPG。ゲーム進行にも関わる視覚的な着せ替えシステムや、登場人物それぞれに焦点を当てるシナリオ展開が特徴。フィールド上では時間が経過し、昼夜が切り替わる。昼と夜とでゲーム内の状況が変化する。

シナリオゲームデザインキャラクターデザインを漫画家の相原コージが、音楽をJ-WALKの知久光康が手がけている。かつてシグマから発売された『摩訶摩訶』(1992年)と同じコンビであり、開発元も共通している。

脱力系の敵キャラや90年代ノリのギャグなどタッチこそ軽いが、シナリオはシリアスである。
ゲーム内容
あらすじ

ある研究所で過酷な実験に耐えた超能力を持っている少年がいた。彼は4歳の時に両親を研究所で殺され、怒りのあまりに能力を開花。すさまじい力であたりをめちゃくちゃにした。パワーに目を輝かせた研究者たちは力の秘密を探ろうと、再び彼をモルモットのようにした。残されたペットを惨殺されると、再び感情が爆発。研究者と施設にダメージを与え、少年は数十年ぶりに施設から脱出。外の景色を見るのだった[1]
システム
セーブ
セーブは役所で行える。セーブファイルは3つ。セーブファイル選択画面では主人公の名前・状態・プレイタイムが表示される。
着せ替え
装備品毎に用意されたグラフィックで着せ替えが行える。特定の格好でフィールド上でもグラフィックが変わる。場所によっては服装の薄厚でダメージを受ける。また、服装がイベントに影響することがある。
ダッシュ
街やダンジョン内ではダッシュができるが、体力を消費しながら移動する。そのため体力が少ない者がいるとダッシュは出来ない。
自動販売機
街ごとに自動販売機があるが、買うたびに出てくるものが違う。値段は街ごとに固定。
鑑定
特定の武器・防具・装備品を鑑定すると力を引き出すことができる。アイテム毎に第一の力・第二の力が設けられており、それぞれ費用と変化するアイテムが異なる。
選択肢
「はい」「いいえ」の他に「う?ん」がある。「う?ん」を選んでも「はっきりせんかい!!」と返されるだけで意味はない。ただし、ハチオウジの霊能力者からは予言を聞くことができる。
アイテム

アイテムは武器・盾、防具、消耗品に分かれる。各キャラ毎に16箇所のアイテム枠が存在する。アイテムの種類によって、1枠ごとの所持数の上限が異なる。例えば、武器、防具などは1枠で1個だけだが、赤チン、火炎ビンなどは9個まで、木矢などは99個まで所持することができる。
武器・盾
武器

凶器、弓、ホース、ナイフ、銃、ブーメラン、日用雑貨(おろしがね等)、その他がある。キャラ毎に得意な武器が設定されている。武器によっては複数攻撃、後列攻撃、状態異常追加などの特殊効果がある。ただし弓や銃は、それぞれ矢や弾の装填が必要である。また、イベントアイテムは武器として使うことができる。

種類は少ないが、いくつか存在する。戦闘中に選択することで、素手防御よりも高い防御力が得られる。
防具

防具は「頭」「首」「胴下」「胴上」「腰下」「腰上」「手」「足」に装備する。
消耗品
回復


赤チン体力回復。上位版に青チン、黒チンがある。

特力回復アイテムキャラクター毎に専用のアイテムが設定されている。例えば主人公は
トランキライザーで回復できる。

解毒剤毒、猛毒を治す。

神の黄金水ズタボロから復活できる。

万能薬全ての状態異常を治し体力も回復する。

使いすてテントズタボロ、ゾンビ、毒などを回復し、更に体力、特力も全回復する。フィールドのみで使える。

攻撃用

火炎ビン、硫酸ビン、ダイナマイトなど。固定ダメージを与えられる。
その他


アノ本交換用アイテム。ある場所でアイテムと交換することができる。

金塊換金アイテム。ナガサキの骨董屋で買える。買値と売値が同じであり、全滅したときの所持金の減少を抑えられる。

戦闘
遭遇
フィールド
ランダム
エンカウント方式。
ダンジョン
シンボルエンカウント方式。黒い影のシンボルに接触すると戦闘になる。倒すと消滅し、次にダンジョンを訪れるまで現れない。一度倒すと二度と現れない敵もいる。黒い影はそれぞれ異なる移動速度・パターンを持つ。
戦闘システム

戦闘はターン制で行われる。戦闘に参加できる人数は4人+ペット1匹まで。敵の人数は最大5体まで登場し、3グループまで分かれる。敵は前列・後列に分かれている事があり、後列への攻撃には遠距離武器(弓や銃など)が必要となる。
たたかう
キャラ毎にアイテム、特技を選択する。攻撃・防御するためにはアイテム欄からそれぞれ用途に応じたアイテムを選択する必要がある。
にげる
逃走を図る。成功率は運のよさと素早さに影響され、失敗すると相手のみが行動する。
しんだふり
1ターン死んだふりをして相手を油断させる。一人でも失敗したら敵の反撃を受ける。成功率は主に運の良さに影響されるが、主人公の運が極めて低いため滅多に成功しない。なお、ボス戦では必ず失敗する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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