イッキー・サンプ
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『イッキー・サンプ』
ザ・ホワイト・ストライプススタジオ・アルバム
リリース2007年6月15日
2007年6月18日
録音テネシー州ナッシュビル ブラックバード・スタジオ
ジャンルガレージロックオルタナティヴ・ロック
時間50分34秒(日本盤)
レーベルサード・マン・レコード/ワーナー・ブラザース・レコード
XLレコーディングス
プロデュースジャック・ホワイト
専門評論家によるレビュー


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チャート最高順位

1位(イギリス[1]

2位(アメリカ[2]、ニュージーランド[3]、ベルギー・フランデレン地域[4]

3位(オーストラリア[5]

4位(ドイツ[6]、ノルウェー[7]

5位(オーストリア[8]、スイス[9]、フィンランド[10]

6位(日本[11]

8位(オランダ[12]、デンマーク[13]

9位(イタリア[14]、スウェーデン[15]、フランス[16]

18位(ベルギー・ワロン地域[17]

19位(スペイン[18]

ザ・ホワイト・ストライプス アルバム 年表

ゲット・ビハインド・ミー・サタン
(2005年)イッキー・サンプ
(2007年)アンダー・グレイト・ホワイト・ノーザン・ライツ
(2010年)

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『イッキー・サンプ』(Icky Thump)は、アメリカ合衆国ロックバンドザ・ホワイト・ストライプス2007年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。バンドは2011年2月2日に解散を発表しており、結果的に最後のスタジオ・アルバムとなった[19]
背景

前作『ゲット・ビハインド・ミー・サタン』(2005年)から本作のレコーディングまでの間に、ジャック・ホワイトザ・ラカンターズとしてのデビュー・アルバム『ブロークン・ボーイ・ソルジャーズ』(2006年)を発表。また、ジャックはテネシー州ナッシュビルに移住し、メグ・ホワイトはロサンゼルスに移った[20]。ジャックは2011年に行われたインタビューで、ナッシュビルに移った理由について「デトロイトを離れようとした頃、南部に住みたくなった」「メンフィスだとデトロイトに似すぎている」「ナッシュビルは色々な理由からちょうど良く感じられた」と語っている[21]
レコーディング

本作のレコーディングは、ジャックの新居からそれほど遠くないナッシュビルのブラックバード・スタジオで行われ、ジョー・チッカレリミキシングを担当した[22]。以前の作品と同様、コンピュータを使用せずアナログ・テープで録音されたが、今回は8トラックではなく16トラックのアナログMTRが使用され[23]、チッカレリによれば大部分の曲は15トラックで録音されたという[22]。レコーディングは3週間にわたり、ザ・ホワイト・ストライプスのアルバムとしては異例の長期戦となった[24]

前作『ゲット・ビハインド・ミー・サタン』で多用されたピアノは使用されず、外部ミュージシャンによるトランペットバグパイプが導入され[25]、また、Univoxの1959年製のシンセサイザーも使用された[22]。「コンクエスト」でトランペットを担当したRegulo Aldamaは、スタジオの近くのメキシコ料理店で演奏していたマリアッチの楽団のメンバーである[26]。ジャックが本作で使用したアコースティック・ギターは、ロバート・ジョンソンが愛用していたモデルとして知られるギブソンL-1で、ジャックは前のツアーでもこのギターを弾いていた[27]

なお、バンドは後にベックとの共同プロデュースで3曲を録音(うち2曲にはベックが演奏でも参加)しており、これらの曲は「コンクエスト」がシングル・カットされた際にカップリング曲として発表された[28]
楽曲

タイトル曲「イッキー・サンプ」は、ジャックが当時の妻カレン・エルソンから教わった「ecky thump」というイングランド北部で使われる言い回しを捩っている[29]。「コンクエスト」はパティ・ペイジが1952年にヒットさせた曲のカヴァーで、ジャックが10年にわたり歌いたがっていた曲である[26]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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