イタリア学派(イタリアがくは、Italian school)とは、イタリア半島南部(マグナ・グラエキア)を拠点としたギリシア哲学一派の総称。主として、ピュタゴラス学派やエレア派を総称してこう呼ぶ。
ディオゲネス・ラエルティオスは『ギリシア哲学者列伝』の序論で、ギリシア哲学の系譜をイオニア学派とこのイタリア学派の2つに大別した[1]。この2派は、地理的な違いだけではなく、イオニア学派が専ら感覚に依拠する「自然哲学」なのに対して、イタリア学派は専ら数学や論理に依拠する「数理哲学」「論理哲学」であるという点でも、性格を異にする。(なお、ディオゲネス・ラエルティオスもその直後[2]に述べているように、ここに第3の哲学として「道徳哲学(倫理学)(及び、政治哲学(政治学))」を持ち込んだのがソクラテスである。)
脚注・出典^ 『ギリシア哲学者列伝』第1巻13
^ 『ギリシア哲学者列伝』第1巻14
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