イサウリア(ギリシア語:Ισαυρ?α, ラテン文字表記:Isauria)は、古くは剽悍な山岳民族であったイサウリア人
(ドイツ語版、ハンガリー語版、オランダ語版)の住む小アジア南東部トロス山脈一帯をさす。イサウリアは、古くから非常に独立心旺盛な山岳民族の居住する地域として、東ローマ帝国などに対してしばしば反乱を起こすことがあった。また、勇猛果敢な山岳民族の気質ゆえにゲルマン人への対抗勢力となって、東ローマ帝国はゲルマンの侵入を最小限にとどめることに成功しており、その時のイサウリアの族長タラシコデッサが5世紀に東ローマ皇帝ゼノンとなっている。その後、ゼノンの統治に反感を持った人々によってイサウリア人は東ローマ帝国の国政から排除されたが、イスラム勢力の西進に対する防壁となるなど、世界史において一定の役割を果たすこととなった。
なお、東ローマ帝国のイサウリア王朝は、イサウリアの出身ではなくシリアの出身であるが、開祖レオーン3世の出生地が誤って伝えられたために「イサウリア王朝」と呼ばれることになっている。
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