イケア
現地語社名Inter IKEA Systems B.V.
種類非公開会社
業種小売業
設立1943年7月28日
イケア(IKEA)は、オランダに本社を置くスウェーデン発祥の企業で、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界各地に出店している、世界最大の家具量販のコングロマリットである。
2008年以後は世界最大の家具量販店である[2][3][4][5]。
IKEAの転写は後述の通り複数あるが、本稿では日本法人である『イケア・ジャパン株式会社』が定める『イケア』とする。 各国で「イケアストア」と呼ばれる郊外の大規模な販売店舗を展開していることが特徴。大型店舗内にカフェテリア方式のレストラン、およびホットドックなどの軽食やコーヒー類を提供する「ビストロ」という名のカフェを併設しており、ショッピングの途中で店内で栄養をとり休憩できることも特徴である。「IKEAオンラインストア」でインターネット通販も行っている。 取り扱う商品は価格が比較的安価に設定されており、現代的なデザインで、客が自動車で持ち帰り可能な半・組立家具を自社開発している。 「イケアグループ」と呼ばれる企業群の2011年の売上高は世界全体で250億ユーロに及び、従業員は世界各国で10万人を超える。あえて世界のどの市場でも株式を公開しておらず、非上場を維持している。カンプラードは「非上場企業のままでいることがイケアの驚異的な成功の主因の1つになっている」として、今後も非上場を維持するとしている[6]。 「イケアグループ」は、製造部門の子会社であるスウェドウッド
概要
記事後半で日本法人であるイケア・ジャパン株式会社(英: IKEA JAPAN K.K.)および日本での展開についても説明する(#日本での展開)。
IKEAは、Ingvar Kamprad, Elmtaryd, Agunnaryd の頭字語である。Ingvar Kamprad(イングヴァル・カンプラード)は創業者の名前、Elmtaryd(エルムタリッド)は彼が育った農場の名称、Agunnaryd
名称
IKEAは、スウェーデン語では「イケーア」([??ke??a])あるいは「イケーヤ」[注 2]と発音されるが、日本語では「イケア」、ドイツ語などでも「イケア」と発音される。英語では「アイキーア」([a??ki??])と発音される。中国語では宜家と書き、Yi ji?(イージャー)と発音する。 1943年、17歳だったイングヴァル・カンプラードが設立した雑貨店が元になっている[7]。当時は需要があれば何でも取り扱う店であったが、1947年に地元の家具店と契約して格安販売を開始するとこれが大当たりし、1951年以降は完全に家具販売に集中する。 1953年に最初のショールームをオープン以後は、順調に売り上げを伸ばしていたが、同業他社との深刻な価格競争に巻き込まれることになり、ライバルの圧力によって、家具メーカーからの商品供給停止という深刻な状態となる。しかし、こうした事態をバネに、自社で独自のデザイナーを抱え、企画・製造・販売まで全てまかなう、現在のイケアのスタイルを誕生させた。また、この際にイケアの特徴の一つである「フラットパック(分解された商品は、できるかぎり薄く小さい梱包をされており、自動車のトランクに積んで簡単に持ち帰ることができる)」も誕生している。 1963年からスウェーデン国外での積極的な展開を開始。ノルウェーを足がかりにして、スイス・フランス・ドイツ・デンマークなどヨーロッパのほぼ全域、アメリカ合衆国やカナダ、日本にも出店した。流通や梱包、製造などのコストを徹底的に削減しながら、顧客のニーズに合わせた格安の組み立て式家具を販売し、その後ヨーロッパで絶大な人気を誇るようになっていく。 中国やオーストラリアへも進出し、1993年には25カ国で100店舗を達成。2008年4月現在で、世界の36の国と地域に合計278店舗。そのうち24カ国、246店舗が直営店となっている(他はフランチャイズ方式)。2011年には中国雲南省の昆明市に、イケアのコンセプトを真似した「偽イケア」が登場している[8]。 2014年、イケアが最低賃金を時給10.76米ドルまで引き上げる[9]ことを発表した。これは17%の賃金上昇である。より高い給料はイケア社員への主要な投資[9]であるとイケアは述べている。 2015年に、店舗のある全ての国家でインターネット通販を展開すると発表。アメリカ、ドイツ、イギリスなど欧米でオンラインサイトを展開し、日本では遅れて2017年4月に開始した[10]。 2022年にはロシアによるウクライナ侵略を受け、3月3日にロシアにおける事業停止を決定した[11]。 因みに、ロングセラー商品であるチェア「POANG(ポエング)」シリーズは日本人デザイナー・中村昇のデザインによるものであり、中村が日本人初のIKEA専属デザイナー時代(1973年から6年間)に開発された。 青色と黄色を基調とした外観は各国共通であり、いずれの国でも店舗入り口前には出店先の国の国旗とスウェーデンの国旗の両方を掲揚している。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}店舗外観
歴史
店舗
デンマークの店舗。IKEAと表記。
マレーシアの店舗。IKEAと表記。
日本、港北店。