イギリスの高速道路(イギリスのこうそくどうろ、英: motorway)は、イギリスにおいて国が直轄で管理する幹線道路のうち、一般国道 (Trunk Roads) を除いたものを指す。路線番号の先頭に「M」が付けられる。
なお、他に地方自治体が管理する自動車専用道路 (Local Authority Motorways) もあり、国際道路連盟 (IRF) ではこれも高速道路とみなしている。 イギリスでは原則として道路の通行は無料であり[1]、有料道路は特殊なトンネル、橋梁など一部に限られている。これは、戦後のイギリスの財政事情が比較的良く、高速道路建設を公共事業として行うことができたこと、またいわゆる一般道路の整備水準が高く、往復分離交通の道路も多いため、高速道路を有料にすると高速道路の利用者が少なくなって投資効率の低下を招くなどの理由による。 ただし、近年では、民間資本の導入、既存の高速道路の有料化などの動きも見られている。 名称道程および概略通過する典礼カウンティ (イングランド)、
料金体系
グレートブリテン島
現行の高速道路
カウンシル・エリア (スコットランド)
および プリンシパル・エリア (ウェールズ)
M1通称「The 'gateway to the North' (北への道)」。グレートブリテン島の東側をロンドン (ヘンドン) からリーズまで南北に延び、ガーフォース
M2
M3ロンドンから南海岸へ向かう主要なモーターウェイで、サンベリー・オン・テムズからサウサンプトンまでを結ぶ。サリー、ハンプシャー
M4島の南部をロンドン (チズウィック) からブリストルまで東西に走り、サウス・ウェールズを経てポンタードデュライス付近で終端となる。グレーターロンドン、バークシャー、バッキンガムシャー、ウィルトシャー、グロスタシャー、モンマスシャー、ニューポート、カーディフ、ヴェール・オブ・グラモーガン、ロンザ・カノン・タフ、ブリジェンド、ニース・ポート・タルボット、スウォンジ、カーマーゼンシャー
M5サウス・ウェスト・イングランドを走る主要なモーターウェイ。グレート・バー (バーミンガム/ウェスト・ブロムウィッチ/ワルソルの境界) でM6に接続し、エクセター近郊のエクスミンスターに至る。ウェスト・ミッドランズ、ウスターシャー、グロスタシャー、ブリストル、サマセット、デヴォン
M6島の西側を南北に延びる主要なモーターウェイで、イングランドの北西部から南部までを結ぶ。ラグビー付近のM1から始まり、グレトナにてグラスゴーまで延びるA74(M)へと接続する。レスターシャー、ウォリックシャー、ウェスト・ミッドランズ、スタッフォードシャー、チェシャー、マージーサイド、グレーター・マンチェスター、ランカシャー、カンブリア
M6有料道路バーミンガム - ウルヴァーハンプトン地域におけるM6の混雑区間を迂回する有料のモーターウェイで、コールズヒル近郊からカノックへ至る。