イギリスの高速道路
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2016年現在の英国の高速道路網   M道路   M道路(建設中)   高速道路化されたA道路   高速道路化改修中のA道路

イギリスの高速道路(イギリスのこうそくどうろ、: motorway)は、イギリスにおいて国が直轄で管理する幹線道路のうち、一般国道 (Trunk Roads) を除いたものを指す。路線番号の先頭に「M」が付けられる。

なお、他に地方自治体が管理する自動車専用道路 (Local Authority Motorways) もあり、国際道路連盟 (IRF) ではこれも高速道路とみなしている。
料金体系

イギリスでは原則として道路の通行は無料であり[1]、有料道路は特殊なトンネル、橋梁など一部に限られている。これは、戦後のイギリスの財政事情が比較的良く、高速道路建設を公共事業として行うことができたこと、またいわゆる一般道路の整備水準が高く、往復分離交通の道路も多いため、高速道路を有料にすると高速道路の利用者が少なくなって投資効率の低下を招くなどの理由による。

ただし、近年では、民間資本の導入、既存の高速道路の有料化などの動きも見られている。
グレートブリテン島
現行の高速道路

名称道程および概略通過する典礼カウンティ (イングランド)、
カウンシル・エリア (スコットランド)
および プリンシパル・エリア (ウェールズ)
M1通称「The 'gateway to the North' (北への道)」。グレートブリテン島の東側をロンドン (ヘンドン) からリーズまで南北に延び、ガーフォース付近でA1道路へと至る。最初の都市間高速道路である。グレーターロンドンハートフォードシャーベッドフォードシャーバッキンガムシャーノーサンプトンシャーレスターシャーノッティンガムシャーダービーシャーサウス・ヨークシャーウェスト・ヨークシャー
M2ケント州ロチェスターから同州フェイヴァシャムまでを結び、メッドウェイ・タウンを迂回する。ケント
M3ロンドンから南海岸へ向かう主要なモーターウェイで、サンベリー・オン・テムズからサウサンプトンまでを結ぶ。サリーハンプシャー
M4島の南部をロンドン (チズウィック) からブリストルまで東西に走り、サウス・ウェールズを経てポンタードデュライス付近で終端となる。グレーターロンドンバークシャーバッキンガムシャーウィルトシャーグロスタシャーモンマスシャーニューポートカーディフヴェール・オブ・グラモーガンロンザ・カノン・タフブリジェンドニース・ポート・タルボットスウォンジカーマーゼンシャー
M5サウス・ウェスト・イングランドを走る主要なモーターウェイ。グレート・バー (バーミンガム/ウェスト・ブロムウィッチ/ワルソルの境界) でM6に接続し、エクセター近郊のエクスミンスターに至る。ウェスト・ミッドランズウスターシャーグロスタシャーブリストルサマセットデヴォン
M6島の西側を南北に延びる主要なモーターウェイで、イングランドの北西部から南部までを結ぶ。ラグビー付近のM1から始まり、グレトナにてグラスゴーまで延びるA74(M)へと接続する。レスターシャーウォリックシャーウェスト・ミッドランズスタッフォードシャーチェシャーマージーサイドグレーター・マンチェスターランカシャーカンブリア
M6有料道路バーミンガム - ウルヴァーハンプトン地域におけるM6の混雑区間を迂回する有料のモーターウェイで、コールズヒル近郊からカノックへ至る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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