イギリスのカントリー(英: Countries of the United Kingdom)とは、イギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)を構成する4つの地域であるイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドのこと。 カントリーという呼称は説明的に頻繁に使われるが[1][2]、成文憲法が無いことや複雑な歴史的経緯により4つのカントリーを総称する公式な名称は存在しない。またカントリーは通常の意味での行政区画でもない[3]。 別名として構成国あるいはホーム・ネイションズも使用される[4][5]。 国際法上の主権国家であるイギリスは国際連合や北大西洋条約機構といった国際機関の一員である。イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズは国際標準化機構 (ISO) の国リストに記載されていない。しかしながらイギリスの下位区分のISOリストが英国規格および英国国家統計局によって提供されておりイングランド、スコットランド、ウェールズを説明するためにカントリーが使われている[6]。対照的に、北アイルランドは同じリスト上で「プロビンス」[7]と公式に表現されている[6]。 イングランド、スコットランド、ウェールズは多くのスポーツにおいて単独の統括団体を有しており、これは国際スポーツ大会においてそれぞれの代表に分かれて競い合うことを意味している。北アイルランドはサッカーでは単独の統括団体(アイリッシュ・フットボール・アソシエーション)を有しているがほとんどのスポーツにおいて全アイルランドを統括する団体をアイルランド共和国と共に組織している。 なお、王室属領であるチャンネル諸島やマン島、そして、海外領土は、その国際関係(外交や防衛)について連合王国が責任を負う地域であるが、連合王国の一部でなく、カントリーにも含まれない。
概説
一覧法域島
イングランドENG130,3954914万ロンドン×