このページ名「イギリスのカウンティ」は暫定的なものです。
議論はノートを参照してください。(2007年11月)
イギリスのカウンティ(Counties of United Kingdom)は国の地方区分の一つで、その歴史的起源は中世までには確立していた地方行政単位にある[1]。古代のカウンティが現代の地方行政を担うようになっている所もあれば、「カウンティレベル」の行政体と考えられている単一システムで置き換えられている所もある[2]。現代(2023年時点)のカウンティは、日本語では、通常は「州」[3]あるいは「県」[4]と訳され、アメリカ合衆国のカウンティが一般に「郡」と訳されるのと異なる。
イングランドドゥームズデイ・ブックのカウンティ (1086年)詳細は「イングランドのカウンティ」を参照
イングランドでは、カウンティはイングランドの歴史的カウンティ
に基づいた地方区分として現用されている[5]。過去二世紀間の議会での立法によりカウンティ境界は変更され[6]、さらに、1889年には行政カウンテイ (administrative county) およびカウンティ・バラ (county borough) が作られた[7]。この変更以前から存在するカウンティやその境界は古代カウンティ (ancient counties)、歴史的カウンティ (historic counties) 伝統的カウンティ (traditional counties) などとさまざまに呼ばれている。現在の構造につながる変更は、1963年ロンドン政府法に基づきグレーター・ロンドンが創設された1965年に始まった。1974年には行政カウンティとカウンティ・バラが廃止され、都市カウンティ (en) と非都市カウンティ(en、シャイアカウンティともいう)で置き換えられ[8]、境界が大きく変更された[9]。1990年代には単一自治体がカウンティとディストリクトの機能を兼ねたものとして創設された。
スコットランドやウェールズと異なり、イングランドのカウンティレベルでの行政機構は混合形態になっている[2]。
地方長官任命に対応したイングランドの地域は典礼カウンティといわれる。
スコットランドスコットランドのカウンティ (1975年)詳細は「en:Counties of Scotland」および「スコットランドの地方行政区画」を参照
スコットランドでは、1889年のスコットランド地方行政法 (en) で創設された地方行政 (en) カウンティは、1973年のスコットランド地方行政法 (en) により1975年に廃止され、リージョン、ディストリクト (en)、島嶼カウンシル地域 (en) に置き換わった。