イカルド・テンタクルズ
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イカルド・テンタクルズ(:Squidward Q. Tentacles)とはスポンジ・ボブに登場するキャラクターである。名前はイカルドだが、彼はタコであり、名前のせいで間違われる事が多い。原語版の元々の名前は「Octoward(オクトワード)」だったが不便だったため「Squidward(スクイドワード)」になった。名前の由来はSquid(イカ)とEdward(エドワード)。

イカルド・テンタクルズ

イカルドが描かれた壁画
好きなもの:アートクラリネット読書、泡風呂。

嫌いなもの:スポンジ・ボブ目を覚ますこと、生活全般。[1]
初登場『バイト募集中』(1999年
制作ステファン・ヒレンバーグ
声優納谷六朗(シーズン1?8)、上田燿司(9?)/ロジャ―・バンパス/キム・ミンソク(韓国EBSテレビ版)、チョン・グァンジュ(韓国チェヌンTV版・ニコロデオン版)
舞台版俳優ギャビン・リー(英語版)
種類
種タコ
性別男性
職業レジ係、ウェイター
ライバルイカリム・ファーシソン
親族ミセス・テンタクルズ(母親)

概要

海洋生物学者で、アニメーターであるステファン・ヒレンバーグによってデザインされた。1999年5月1日に放送されたシリーズのパイロット版『バイト募集中』で初めて登場した。

スポンジ・ボブのアニメーションでは主人公のスポンジ・ボブに次いでパトリックと同等ほどに出演回数が多く、イカルドは公式に「パトリックに次いで三番目の準主人公という位置付け」とされている。

評論家やファンからの評価は好意的。多くのスポンジ・ボブの出版物、おもちゃ、その他の商品に掲載されている。また、2004年の長編映画その続編(2015年)に出演した。2019年11月、イカルドを主人公としたスピンオフネットフリックスニコロデオンとの共同で製作中であることが発表された。
役割

冷たく傲慢な青緑色のタコ。スポンジ・ボブの家とパトリックの家の間にあるモアイ像の形をした家に住んでいる。1977年10月9日生まれ。

ツッコミ役。日本語版では年寄りという扱いであり、一人称は「わし」で口調も「?じゃ」「?じゃろ?」「?じゃぞ?」という語尾となっている(原語版では南部訛り)。スポンジ・ボブとパトリックの呼び方は「お前」「お前さん」であり、話によって異なるが、カーニやプランクトンには「あんた」である。

スポンジ・ボブとパトリック・スターの家の間のモアイ像のような家に住んでいる[2]。スポンジ・ボブたちの絶え間ない笑いと騒々しい行動に悩まされている[3]

たまに足が絡まることがある。タコらしくを吐くこともある。大きめの頭に大きく垂れ下がった鼻で、笑うと鼻が伸び縮みする。自分の鼻が大きいことを気にしていたことがある。当初はカーニバーガーが嫌いだったが、初めて食べた時にあまりの美味さに感動して貯蔵庫の中のカーニバーガーを食い尽してしまい、お腹が破裂したことがある(『クセになる味』)。以降の話でもたまに食べることがある。服装は基本的にシャツのみだが、寝るときは寝巻を着ることもある。
スポンジ・ボブとの関係

スポンジ・ボブの隣に住んでおり仕事仲間。スポンジ・ボブとパトリックをうっとうしく思っているが、二人はそれに気づかず、彼を友人として見ている。『スポンジ・ボブクラブ』では「なぜわしの人生は1話ごとに苦しみが増していくのじゃろう」と嘆いているなど、作中でもっともひどい目にあっていることが多く、特にスポンジ・ボブとパトリックによって日常生活を邪魔されたり、を壊されたりしている(ただしスポンジ・ボブらを騙したせいで酷い仕打ちに合うことも多い)。

非常に不幸で、幸せな思い出が一つもなかった(『イカルドの幸せ』)。スポンジ・ボブも彼が困っている際には助けようとしてあげているが、結果的にイカルドはひどい目にあってしまっている。

『ハンサムなイカルド』では(わざとではないが)スポンジ・ボブにカニカーニのドアで顔面を潰された影響で顔の骨格が変形し、所謂ハンサムな姿になったことがある。
趣味

芸術鑑賞が好きで、彼自身も絵を描いたり、クラリネットを演奏するのが好き。音楽や絵画を趣味としており、特にクラリネットに関してはプロになるのが夢で、現在はその資金稼ぎのためにカニカーニで働いている。しばしば個展やコンサートを開いているが、才能は皆無であり皆からの評価も芳しくない。しかし本人は自分は天才でビキニタウンの住民達が自分の才能を理解していないだけだと信じている。自画像をたくさん描く。

芸術とクラリネットを演奏することに情熱を持っている[4]。ミュージシャンまたは画家としての魅力的で卓越したキャリアを切望している[4]

スポンジ・ボブの演奏や絵が自分より上手い事にライバル心を抱いている。
経歴

カニカーニ」のレジ係・ウェイターの仕事をしており、スポンジ・ボブの仕事仲間でもある。ただし、『ミニ・イカルドは人気者』ではイカルドは皿洗い係になったことがある[5]。カニカーニでの仕事はやる気がなく、しばしば仮病などでサボったり、居眠りしたりすることがありその度にカーニから給料を減らされている。

幼少期時代には学校に友達があまりおらず、校内のゴミ置き場の近くで昼食を一人で食べていた。

最終学歴はコミュニティカレッジで、芸術を4年間学んだ。ナッツアレルギー高所恐怖症、また閉所恐怖症である。

カーニの娘であるパールのベビーシッターを過去にしており、『パールの子守り』で再度パールのベビーシッターを任された。
性格

常に不機嫌で毒舌癖があり、スポンジ・ボブとパトリックをうっとうしく思っていることが多い。ナルシストでもあり、自分以外の考えに聞く耳を持たない。自分を邪魔するものが嫌いで、気難しい性格でもある。

作中では良くも悪くも一番の常識人であるが、一旦スポンジ・ボブらの不条理なペースに引きずり込まれると激しく対抗する。『笛吹きピエロ』など、イカルドがトラブルメーカーになることも稀にある。パフ先生ほどではないが逮捕数が多く、『名前を教えて!』では名前を教えないお爺さんの財布を奪ったり、『イカルドの護身術』では不気味なやつを空手で猛攻撃するなどしていた。

スポンジ・ボブの事をよく思っていないが、スポンジ・ボブが死ぬと聞いて思わず涙を流したり、カーニがスポンジ・ボブをさまよえるオランダ人に売った際はカーニに対して「お前は最低のカニじゃ!」と言ったりと、内心では悪く思っていない様子である。


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