イエズス会
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2016年3月)

イエズス会
Societas Iesuイエズス会の紋章
ローマのイエズス会本部、2017年1月
略称SJ
設立1534年
設立者イグナティウス・デ・ロヨラ、他
種類カトリック教会の男子修道会
目的宣教、教育、社会活動
本部 イタリアローマ・ボルゴ・サント・スピリト4[1]
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度54分3秒 東経12度27分36秒 / 北緯41.90083度 東経12.46000度 / 41.90083; 12.46000座標: 北緯41度54分3秒 東経12度27分36秒 / 北緯41.90083度 東経12.46000度 / 41.90083; 12.46000
ウェブサイトhttps://www.jesuits.global/
https://www.jesuits-japan.org/(日本語)
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イグナティウス・デ・ロヨラ創設メンバーの一人、フランシスコ・ザビエル。彼は日本にキリスト教を伝えたことで知られる。神戸市立博物館蔵。

イエズス会(イエズスかい、ラテン語: Societas Iesu)は、カトリック教会の男子修道会[2][3]1534年イグナティウス・デ・ロヨラを中心として、フランシスコ・ザビエルピエール・ファーブルら7人によって創設され、1540年ローマ教皇パウルス3世により承認された[4]。草創期から世界各地への宣教に積極的に取り組み[5][6]、日本に初めてカトリックをもたらした[7]。なおイエズスは、中世ラテン語による Iesus(イエス・キリスト)の古くからのカトリックの日本語表記である[要出典]。

会の略称はS.J.であり、中国や古くの日本では「イエス」の漢訳が耶?であることから耶?会(やそかい)やジェズイット (Jesuit[8]) 教団とも呼ばれた[9]

16世紀の宗教改革の時代に、フランスモンマルトルの礼拝堂で、イグナティウス・デ・ロヨラとその学友によって「エルサレムへの巡礼」や「清貧と貞節」等の誓いが立てられたのが、その始まりである。

イエズス会は「の軍隊」、イエズス会員は「教皇の精鋭部隊」とも呼ばれ、軍隊的な規律で知られる。このような軍隊的な会風は、創立者の1人で・初代総長のイグナティウス・デ・ロヨラが、修道生活に入る以前に騎士であり、長く軍隊で過ごしたことと深い関係がある。

現代では六大陸の112か国で活動する2万人の会員がいる。これはカトリック教会の男子修道会としては最大規模のものである。イエズス会の主な活動は高等教育と研究活動といった教育活動であり、宣教事業や社会正義事業と並んで活動の三本柱となっている。

イエズス会の保護者は聖母マリアの数ある称号の一つである「道の聖母 (Madonna Della Strada) 」。イエズス会の指導者は終身制で総長とよばれる。現在の総長はアルトゥロ・ソサ(スペイン語版) 師である。会の総本部はローマにあり、かつて本部がおかれていたジェズ教会(Chiesa del Gesu)は歴史的建築物となっている。
歴史
創設

1534年8月15日[注 1]イグナティウス・デ・ロヨラパリ大学の学友だった6名の同志(スペイン出身のフランシスコ・ザビエルアルフォンソ・サルメロンディエゴ・ライネスニコラス・ボバディリャポルトガル出身のシモン・ロドリゲス、サヴォイア出身のピエール・ファーヴル)がパリ郊外のモンマルトルの丘の中腹のサン・ドニ大修道院教会堂(現在のサクレ・クール寺院の場所にあったベネディクト女子修道院の一部)に集まり、ミサにあずかって生涯を神にささげる誓いを立てた。この日がイエズス会の創立日とされている[11]。彼らは清貧・貞潔の誓いとともに「エルサレムへの巡礼と同地での奉仕、それが不可能なら教皇の望むところへどこでもゆく」という誓いを立てた。
「モンマルトルの誓い」のメンバー(7人)[注 2]


イグナティウス・デ・ロヨラ(1491年 - 1556年

ピエール・ファーヴル(1506年 - 1546年

フランシスコ・ザビエル(1506年 - 1552年

シモン・ロドリゲス(1510年 - 1579年

ディエゴ・ライネス(1512年 - 1565年):第2代総長[13]

アルフォンソ・サルメロン(1515年 - 1585年

ニコラス・ポバディリャ(1507年/1511年 - 1590年

1537年、一行はイタリアへ赴き、教皇から修道会の認可を得ようとした。当時の教皇パウルス3世は彼らの高い徳と学識を見て、まず彼らの司祭叙階を認めた。ファーヴルはすでに司祭叙階されていたため、他の6名が1537年6月24日ヴェネツィアで叙階を受けた。オスマン帝国神聖ローマ帝国カール5世の間で行われていた争いのために地中海を渡ってエルサレムに赴くことができなかったため、彼らはとりあえずイタリア半島にとどまって説教をしながら、奉仕の業に専念した。


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