この項目では、キリスト教の観点からみたイエス・キリストについて説明しています。
歴史的な人物としてのイエスの経歴については「ナザレのイエス」をご覧ください。
イスラームの預言者としてのイエスについては「イスラームにおけるイーサー」をご覧ください。
.mw-parser-output .sidebar{width:auto;float:right;clear:right;margin:0.5em 0 1em 1em;background:#f8f9fa;border:1px solid #aaa;padding:0.2em;text-align:center;line-height:1.4em;font-size:88%;border-collapse:collapse;display:table}body.skin-minerva .mw-parser-output .sidebar{display:table!important;float:right!important;margin:0.5em 0 1em 1em!important}.mw-parser-output .sidebar-subgroup{width:100%;margin:0;border-spacing:0}.mw-parser-output .sidebar-left{float:left;clear:left;margin:0.5em 1em 1em 0}.mw-parser-output .sidebar-none{float:none;clear:both;margin:0.5em 1em 1em 0}.mw-parser-output .sidebar-outer-title{padding:0 0.4em 0.2em;font-size:125%;line-height:1.2em;font-weight:bold}.mw-parser-output .sidebar-top-image{padding:0.4em}.mw-parser-output .sidebar-top-caption,.mw-parser-output .sidebar-pretitle-with-top-image,.mw-parser-output .sidebar-caption{padding:0.2em 0.4em 0;line-height:1.2em}.mw-parser-output .sidebar-pretitle{padding:0.4em 0.4em 0;line-height:1.2em}.mw-parser-output .sidebar-title,.mw-parser-output .sidebar-title-with-pretitle{padding:0.2em 0.8em;font-size:145%;line-height:1.2em}.mw-parser-output .sidebar-title-with-pretitle{padding:0 0.4em}.mw-parser-output .sidebar-image{padding:0.2em 0.4em 0.4em}.mw-parser-output .sidebar-heading{padding:0.1em 0.4em}.mw-parser-output .sidebar-content{padding:0 0.5em 0.4em}.mw-parser-output .sidebar-content-with-subgroup{padding:0.1em 0.4em 0.2em}.mw-parser-output .sidebar-above,.mw-parser-output .sidebar-below{padding:0.3em 0.8em;font-weight:bold}.mw-parser-output .sidebar-collapse .sidebar-above,.mw-parser-output .sidebar-collapse .sidebar-below{border-top:1px solid #aaa;border-bottom:1px solid #aaa}.mw-parser-output .sidebar-navbar{text-align:right;font-size:75%;padding:0 0.4em 0.4em}.mw-parser-output .sidebar-list-title{padding:0 0.4em;text-align:left;font-weight:bold;line-height:1.6em;font-size:105%}.mw-parser-output .sidebar-list-title-c{padding:0 0.4em;text-align:center;margin:0 3.3em}@media(max-width:720px){body.mediawiki .mw-parser-output .sidebar{width:100%!important;clear:both;float:none!important;margin-left:0!important;margin-right:0!important}}
イエス
イエス・キリスト(古代ギリシア語: ?ησο?? Χριστ??[注 1]、ヘブライ語: ???????????[注 2]、 ラテン語: Iesus Chrestus[注 3]、漢字:耶蘇基督[1]または耶蘇[2](日本語読み:やそ[3][4]))は、ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という意味。なお、イエス・キリストがキリスト教を創始したとされる人物である意を有するのは事実であり、本項では、ナザレのイエスについてのキリスト教における観点とその他について述べる。 キリスト教の多くの教派において、イエス・キリストは神の子であり、それが受肉して人となった、真の神であり真の人である救い主として[5][6][7]信仰の対象としている(三位一体)。しかし、ごく一部の人々からは三位一体の教義を確立するために聖書の本文を変更している、という批判もある[8][9][10]。(三位一体を否定している教派は、一般的に異端と見なされている。) 旧約聖書中の預言者に続き、新約聖書中でイエスは「????(ヤハウェ)は唯一の神である[11][12][13][14]」とことさらに強調し[15]、以下の記述により、イエスが父なる神 ????(ヤハウェ)の子、三位一体の位格の1つ「子なる神」であると解釈する。
概要
御使い(天使)たちを遣わす特権と天国を父のものであると言明すること(マタイ 13:41-43
罪を赦す権威の宣言と、反対者への説得(マルコ 2:5-12)。
終末において父からの祝福の有無で人を裁く権威の主張(マタイ 25:31-46)。
安息日が神と人のためにあるという断言(マルコ 2:27-28)。
父なる神の子であることを強調(ヨハネ 10:30)。
誕生前から預言者と律法によって明かされていた神の小羊であると主張(ヨハネ 3:13、ヨハネ 8:58)。
裁判に訴えられた際に、神のメシアであり、預言と律法通りに死を見たあと蘇ることを認めた(マタイ 26:63)。
使徒トマスはダビデの預言[16]がイエスにおいて成就したのを見て「私の主、私の神」 との言明を否定しなかったこと(ヨハネ 20:28)。
自身を「神の子」といい、自分を神と同列に語った(ヨハネ 5:2-18)。父と子は別個のものですが、同時に一体でもあります。
イエスは天と地のすべての力を持ち、すべてを愛し、死の際にすべての人に救いを提供します (もし彼らが信じて従ったなら)。
イエスの言行を記した福音書を含む『聖書』は、世界でもっとも翻訳言語数が多い歴史的ベストセラーであり、音楽・絵画・思想・哲学・世界史などに測り知れない影響を与えた。 ヘブライ語では ???? ????? (???????? ?????????? /Y??ua Ha-Ma??a?/ 、イェーシュア・ハ=マシーアハ)、「油を注がれた(聖別された)者(=メシア)であるイエス」という意味。 イエスの語源は、ヘブライ語で「ヤハウェ(????)は救い(????????? hoshia)」を意味する[7][17]ユダヤ人の男性名。原語であるヘブライ語では ???????? Y??ua(イェーシュア)または ?????????? Y?h??ua(イェホーシューア、ヨシュア)。『旧約聖書』の「民数記」や「ヨシュア記」に登場するイスラエル人(ユダヤ人)の指導者ヨシュアなどと同名である。他の預言者や王などと同様に、????(ヤハウェ)の短縮形である ???(Yah)を含む[7][17]。ただ、当時のユダヤ人としてはありふれた一般的な男性名であった。 日本語の「イエス」は、ヘブライ語のイェーシュア、またはアラム語: ?????? Ye?? [je?u?](イェシュー)を元にしたと思われる古代ギリシア語あるいは古典ラテン語「イエースース」の慣用的表記である。これらの表記の語尾は主格形であり、格変化すると異なる語尾に変化する。日本語の慣用表記「イエス」は、古典ギリシア語再建音から、日本語にない固有名詞の格変化語尾を省き、名詞幹のみとしたものである。中国語では、イエスは「耶蘇」(?音:Y?s?、イエス)と呼ばれ、その字が日本語に借用されて「やそ」とも言う。 中世?現代ギリシア語からは「イイスース」と転写しうる。日本ハリストス正教会が用いる「イイスス」は、Ιησο?? の中世ギリシア語・現代ギリシア語、あるいは教会スラヴ語に由来する転写である。正教古儀式派では、イススという、東スラヴ地域でかつて伝統的だった呼称を現在も用いている。 かつての日本のカトリック教会では、教会ラテン語の発音からイエズスという語を用いていたが、現在ではエキュメニズムの流れに沿ってイエスに統一されている[注 4]。 戦国時代から江戸時代初期にかけてのキリシタンは、ポルトガル語の発音からゼズまたはゼズスと呼んでいた。その他の読みとしてはエスとも[18]。 アラビア語からは「イーサー」と転写しうる。 この名は福音書によると、イエスが胎内にいる時に、ナザレのヨセフまたはイエスの母マリアに天使ガブリエルが現れて告げた名であると記されている。主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。 ? 『マタイによる福音書』第1章第20-21節
名称
イエス「イエス (人名)」および「イエス#イエス(人名)」も参照
命名の告げ知らせ
「見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい」。 ? 『ルカによる福音書』第1章第26節
インマヌエル預言詳細は「インマヌエル」を参照
紀元前8世紀頃に記されたとされる旧約聖書『イザヤ書』には、マリアの処女懐胎を想起させる記述がある。それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。 ? 『イザヤ書』第7章第14節(口語訳聖書)
『マタイによる福音書』では、これを引用して、預言の成就であると解釈している。すべてこれらのことが起ったのは、主が預言者によって言われたことの成就するためである。すなわち、「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」。これは、「神われらと共にいます」という意味である。 ? 『マタイによる福音書』第1章第22-23節(口語訳聖書)
このため、「インマヌエル」という名がイエス・キリストの別名のような扱いをされることがある(聖歌「Veni, Veni, Emmanuel」など)。