『アー・ユー・エクスペリエンスト?』
ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス の スタジオ・アルバム
リリース1967年5月12日
1967年8月23日
録音1966年-1967年 ロンドン
ジャンルロック
サイケデリック・ロック
ブルースロック
ハードロック
時間40分12秒(オリジナル盤)
レーベルオリジナル盤
トラック
アー・ユー・エクスペリエンスト?
(1967年)アクシス:ボールド・アズ・ラヴ
(1967年)
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アー・ユー・エクスペリエンスト?(Are You Experienced)は、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表したデビュー・アルバム。
『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌では、2003年の大規模なアンケート「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ15位(前者は2020年版の改定で30位)。 イギリスで発売されたオリジナル盤は、既発のシングル3曲(「ヘイ・ジョー」「パープル・ヘイズ(紫のけむり)」「ザ・ウィンド・クライズ・メアリー
解説
本作は、全英2位の大ヒットとなるが、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に阻まれ、1位獲得はならなかった。
ギターのフィードバック奏法で始まる「フォクシー・レディ」、テープの逆回転を取り入れた「アー・ユー・エクスペリエンスト?」等、当時としては最先端の音作りを駆使しているが、その一方で、伝統的な12小節形式のブルース・ソング「レッド・ハウス」もある。
オリジナル盤(アナログLP)はモノラル盤とステレオ盤が作られたが、CDではほとんどの楽曲がステレオで収録されている。 1967年6月18日、モンタレー・ポップ・フェスティバルでの伝説的なパフォーマンスにより、ヘンドリックスは母国アメリカでも名声を高める。それを受けて、8月には本作がアメリカでも発売されるが、ジャケットや収録曲はオリジナル版と異なっていた(オリジナル盤から3曲を外し、シングルA面の3曲を追加した内容)。カナダ版もアメリカ版と同様の仕様だった。 1993年に本作がCD用としてリマスターされた際、シングルA面・B面の6曲(後述)が、オリジナル盤11曲の前に位置する曲順で追加された。(この版の日本発売は無し) オリジナル盤は全曲ジミ・ヘンドリックスが作詞と作曲を行った。シングルA面曲「ヘイ・ジョー」のみビリー・ロバーツ作。 A面
収録曲の変遷
1997年にエクスペリエンス・ヘンドリックス(ヘンドリックスの遺族や関係者による財団)が監修したリマスターCD以降は、オリジナル版11曲の後にシングル曲6曲を収録するインターナショナル版と、北米発売向けにアメリカ版収録曲の後にシングル・カップリング曲とアメリカ版LP未収録曲が収録された2種類の形に統一されている。
2010年のソニー/レガシー・リイシューではインターナショナル版収録の「Red House(モノ・ミックス)」が、ヴィニール盤起しからアルバム「Blues」収録のマスターテープ版に差し替えられた。
収録曲
オリジナル盤
フォクシー・レディ - Foxy Lady
マニック・デプレッション - Manic Depression
レッド・ハウス - Red House
キャン・ユー・シー・ミー? - Can You See Me
ラヴ・オア・コンフュージョン - Love Or Confusion
今日を生きられない - I Don't Live Today
B面
メイ・ディス・ビー・ラヴ - May This Be Love
ファイア - Fire
サード・ストーン・フロム・ザ・サン - Third Stone From the Sun
リメンバー - Remember