アードマン・アニメーションズ
Aardman Animations, Ltd.
アードマン・アニメーションズ本社
種類株式有限責任私会社
本社所在地 イギリス
イングランド・ブリストル
設立1972年4月12日
業種アニメーション制作
事業内容ストップモーション/クレイアニメ製作
関係する人物Peter Lord
Nick Park
David Sproxton
外部リンク ⇒http://www.aardman.com/
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アードマン・アニメーションズ (Aardman Animations Ltd) は、イギリスのアニメーション制作スタジオである。ストップモーション・アニメーション、とりわけ日本ではクレイアニメ「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」シリーズの制作で著名。
歴史『映画 ひつじのショーン ?バック・トゥ・ザ・ホーム?』の撮影セット
学生時代からアニメーションの制作をしていたピーター・ロードとデイビッド・スプロクストンによって1972年に設立された[1]。社名は彼らが制作しBBCで放送された作品「Vision On」に登場するスーパーヒーロー"アードマン"に由来する。翌年からプラスチシンと呼ばれる粘土を用いてクレイアニメの制作を始める。このとき生まれた作品は「モーフ(the amazing adventures of morph)」として人気シリーズとなる。
1982年に制作した「会話の断片(Conversation Pieces)」において「リップ・シンク(Lip Synch)」という手法を開発する。これは先に声優の声を録音した上で、その声にあわせてパペットの口を動かすというアードマンの"お家芸"である。
1985年よりニック・パークがアードマンに参加、後に世界的な人気シリーズとなる『ウォレスとグルミット』の第一作「チーズ・ホリデー」を完成させる[1]。
1989年にはリップ・シンクシリーズ『快適な生活?ぼくらはみんないきている?(Creature Comforts)』を制作する。この作品は1990年のアカデミー賞短編アニメ賞を受賞した。
1991年にはWOWOWで2001年に放送された『レックス・ザ・ラント(Rex・The・Runt)』というアニメが製作された。また同年にヨーロッパなどでは大人気の『アングリー・キッド(Angry・Kid)』というのも製作されていた。さらに『ウォレスとグルミット』シリーズ第二作「ペンギンに気をつけろ!(The Wrong Trousers)」(1993年)、第三作「ウォレスとグルミット、危機一髪(A Close Shave)」(1995年)は両作品ともアカデミー賞短編アニメ賞を受賞した。また、ドリームワークスと五本の作品の共同制作を契約、2000年にはその第一弾である長編『チキンラン (Chicken Run)』を制作、世界的なヒットを飛ばす。
2005年、ドリームワークスとの共同制作第二弾となる『ウォレスとグルミット」』シリーズ初の長編「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(Wallace & Gromit: The Curse of the Were-Rabbit)」が制作された。ところが同年10月10日未明、アードマンの倉庫で火災が発生、『ウォレスとグルミット』シリーズのストーリーボード、小道具やセット、受賞したトロフィーなどとともに焼け落ちてしまった(幸いオリジナルのフィルムやネガ、オスカー像は無事だった)。奇しくもその日は「野菜畑で大ピンチ!」がアメリカで初登場第一位を獲得した日であった。不幸に見舞われたアードマンであったが、「野菜畑で大ピンチ!」は第33回アニー賞全部門制覇、さらに第78回アカデミー賞の長編アニメ賞に輝いた。テレビコマーシャルも数多く手がけ、日本でもグリコ乳業のプッチンプリンや住友生命保険のCMに『ウォレスとグルミット』が登場した。
2006年にはアードマン・アニメーションズ史上初の3Dアニメーション映画、『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』が公開。