チョウセンアザミ
分類
アーティチョーク(英: Artichoke, Globe artichoke、学名: Cynara scolymus)は、キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)[2]。形態的には大型アザミである。若いつぼみを食用とするヨーロッパの春野菜(花菜類)。地中海沿岸原産。 英語名アーティチョークは、中世アラビア語のアル・カルチュ(al khurshuuf、「巨大なアザミ」の意)がスペイン語のアルカルチョーフ(alcarchofa)に転化し、さらに北イタリアのアーティチオッコ(articiocco)に変化したものが英語の由来といわれている[3][4]。 フランス語は artichaut(アーティショ/アルティショ)、イタリア語で carciofo(カルチョーフォ)、複数形では carciofi(カルチョーフィ)とよばれる[3]。和名「チョウセンアザミ」は漢字で朝鮮薊と書くが、朝鮮半島とは縁もゆかりもなく、「異国のアザミ」というニュアンスを表現した名称である[3]。 キク科に属するアザミの仲間の多年生宿根草本[5]。草丈は1メートル (m) 内外で[5]、葉は50 - 80センチメートル (cm) に達し、花蕾は直径15 cmに達する[3]。分枝は少なく、1株に3 - 4本程度である[5]。主茎の先端につく花蕾の形はいろいろあり、パープル種とグリーン種がある[2]。収穫適期を過ぎると紫色の花が咲く[2]。根の張りが広く、同じ場所で3 - 4年は栽培が続けられる[6]。 南ヨーロッパ地中海沿岸地方が原産[5]。元は野生のアザミであったが、古代ギリシャ・ローマ時代以降、品種改良が進んで今日のような食用品種となった[2]。
名称
特徴
アーティチョーク
アーティチョークの花
歴史