Age & Scarpelli
アージェ=スカルペッリ
本名アジェノーレ・インクロッチ
アージェ=スカルペッリ(Age & Scarpelli)は、イタリアの脚本家、アージェことアジェノーレ・インクロッチ(Agenore Incrocci, 1919年生 ? 2005年没)、スカルペッリことフリオ・スカルペッリ(Furio Scarpelli, 1919年生 ? 2010年没)によるコンビの共有筆名である。 1949年、ステーノの監督デビュー作でもある『トト、家を探す
人物・来歴
1959年、マリオ・モニチェリ監督の『いつもの見知らぬ男たち』で、脚本を共同執筆したモニチェリ、スーゾ・チェッキ・ダミーコとともにナストロ・ダルジェント最優秀脚本賞を受賞する[1][2]。1965年、ピエトロ・ジェルミ監督の『誘惑されて棄てられて』でも、脚本を共同執筆したジェルミ、ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニとともに同賞を受賞した[1][2]。
1966年、マリオ・モニチェリ監督の『ゴールデンハンター』で、第38回アカデミー賞のアカデミー脚本賞に、脚本を共同執筆したモニチェリ、トニオ・ゲッラ、ジョルジョ・サルヴョーニ、スーゾ・チェッキ・ダミーコとともにノミネートされる[1][2]。1967年、ピエトロ・ジェルミ監督の『蜜がいっぱい』で、脚本を共同執筆したジェルミ、ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニとともにナストロ・ダルジェント最優秀脚本賞を受賞する[1][2]。
1975年、マリオ・モニチェリ監督の『人気小説』で、ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞最優秀脚本賞を受賞する[1][2]。1980年、エットーレ・スコラ監督の『テラス』で、脚本を共同執筆したスコラとともにカンヌ国際映画祭最優秀脚本賞を受賞、同年同作で同じくナストロ・ダルジェント最優秀脚本賞を受賞する[1][2]。
1985年、ディーノ・リージが監督した『戦争の狂人』の脚本を共同で執筆したのが、最後である[1][2]。以降、それぞれの名で脚本執筆を続けた[1][2]。
2005年11月15日、アジェノーレ・インクロッチが、ローマで死去した[1]。満86歳没。2010年4月28日、フリオ・スカルペッリが、ローマで死去した[2]。満90歳没。
おもなフィルモグラフィ』 Toto cerca casa : 監督マリオ・モニチェリ / ステーノ、1949年
『愛の交響楽』 Sinfonia d'amore : 監督グラウコ・ペレグリーニ、1955年
『三月生れ』 Nata di marzo : 監督アントニオ・ピエトランジェリ、1958年