アーサーGARAGE
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漫画:アーサーGARAGE
作者
たーし
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
発表期間2002年 - 2005年
巻数全5巻
漫画:熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE
作者たーし
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
発表期間2006年6月19日 - 2010年
巻数全15巻
テンプレート - ノート

『アーサーGARAGE』は、たーしによる日本漫画作品。ここでは第2部に相当する『熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE』についても併せて記載する。
概要

アーサーGARAGEシリーズは、中古車ディーラーを通して起こる人間ドラマを描いた作品である。

第1部は『アーサーGARAGE』というタイトルで、『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2002年から2005年まで連載された。第2部は『熱血中古車屋魂!! アーサーGARAGE』とタイトルが変更され、同誌にて2006年から2010年まで連載された。第1部の時代には年数回の掲載であったが(2002年冬・秋、2003年秋、2004年夏・冬、2005年夏・冬)、第2部の時代には毎号掲載される通常連載となった。

作中で描かれるアーサー・ガレージの所在地については、店舗から歩いて行ける範囲に柄杓田(ひしゃくだ)港や柄杓田郵便局がある事から、北九州市門司区柄杓田をモデルにしている事がわかる。
あらすじ

福岡県北九州市のとある港町に、倉庫を店代わりにしている中古車屋がある。店の名は「まごころの車屋さん」アーサー・ガレージ。社長のアーサーこと原田朝男は店を大きくしようと努力する。
登場人物
アーサー・ガレージ
アーサー
本名・原田朝男。アーサー・ガレージの社長。30歳。店を大きくしようと日々努力をしている。20歳のときにムラさんから借金をして店を出したが、詐欺に遭って1年で店をつぶしてしまい、借金返済ができずにムラさん率いる三日月組に所属していた過去を持つ。しかし、もう一度店を出す決意をしてヤクザから足を洗った。妻子持ちであったが、妊娠中だった妻はヤクザから足を洗った直後、離婚届をおいて家を出て行った。いつも白のカッターシャツにスラックスでいる事が多い。現在の所有車はないが、過去には
日産・グロリア(330型)に乗っていた。涙もろく、情に流されやすい。

ドンケツ外伝にも登場。アーサーガレージの店が本編最終話に登場した店だったため本編終了後の時系列だと思われる。シェルビー・コブラのレプリカを使い村松のGT-R(R35)と勝負をしていた。
チハル
本名・梅木千春。アーサーの後輩でアーサー・ガレージの従業員。20歳。金髪。10歳上の姉がいる。連載当初は無職で、用事もないのにアーサーガレージに遊びに来るプータローであったが、このままでは姉に心配ばかりかけてしまうと思い、アーサーガレージに入社する(第1部第2巻)。5歳の時に両親を事故で亡くしており、小6にはぐれ始め、12歳にして不良と付き合い喫煙していたワルであったが、アーサーとの出会いで少しまともになる。旧車チーム「オーバーヒート」のリーダーであるが、ほとんどイベントには参加しない。

ドンケツ外伝にも登場。愛車はZ31型の日産・フェアレディZ。過去は日産・パオに乗っていた。吸っている煙草はJPS(第2部第3巻より)。
福田圭一郎
アーサー・ガレージの従業員で整備士。25歳。身長は190cm近くで、体格がいい。過去に別の整備工場に勤務していたが、後輩を自分の不注意で死なせてしまい退社した。それがトラウマになっていて一時期暗い性格であったが、アーサー・ガレージに入社してから少しずつ明るくなっていく。

ドンケツ外伝にも登場。
アーサーの後輩
タクジ
本名・田所拓司。アーサーの後輩。アフロヘアーにひげが特徴。T2タイヤ経営。
ミキオ
本名・羽田幹夫。アーサーの後輩。リーゼントヘアーが特徴。板金工でボディーショップ羽田を経営している。「ここんところ帰りが遅くてカミさんがギャーギャー言ってる」との発言から、妻帯者である模様(第6巻)。
ジロー
本名・安田次郎。アーサーの後輩。角刈り。安田モータースを経営している。圭一郎がアーサー・ガレージに入社してから出番が少なくなった(圭一郎は彼と同じ整備士であり彼に頼む必要がなくなったため)。第2部第6巻で、倒産した運送会社から500万の取り込み詐欺にあい、誰にも相談しないままヤミ金から借金をして火の車に陥る。練炭自殺を図ろうとしたが、アーサー達に助けられ、店を潰して再スタートする決意をする。また、この際ヤミ金が三日月組傘下だったことも判明しており、ムラさんの計らいで再出発しても返済可能な額と返済プランを用意され、それを受理する。
タートルオート
カメちゃん
本名・亀山悟郎。タートルオート社長。アーサーの良き理解者であり、アーサーによく利用されるハゲオヤジ。口癖は「俺はもう50過ぎとるんぞー!!」。
三日月組
ムラさん
アーサーがかつて居たヤクザ、三日月組組長。
ヤングキングで同作者のドンケツでは、華月組組長の村松春樹として登場。
ヨシオ
アーサーの後輩でムラさんの組の組員。かつてのあだ名は玄海の荒猪(げんかいのあらじし)。四駆好き。愛車はランドクルーザー・シグナス
サユリ
ヨシオの妻。ヨシオに出会うまでは当時の夫の陣内にスナックで働かされ、暴力を振るわれていた。ヨシオと結婚した後に女児を出産した。
陣内
通称・いかれのジン。ヨシオとアーサーに恨みを持っている。ヤク中。アーサー・ガレージにおいてあったヨシオのシグナスに放火し、ヨシオを車で跳ね飛ばしてレンチで全身を殴りまわしたあげく、ヨシオを助けに来たアーサーをナイフで刺した。その直後にチハルにぼこぼこにされた。現在、刑務所で服役中。
若鷹工業高等学校
ワシモト
本名・梨本鉄夫。通称・ワシッ鼻のワシモト。アーサーとチハルの母校の教師。自動車科教員の中で最も恐ろしい人物。2代目
日産・セフィーロに乗っている。圭一郎をアーサーガレージに紹介もした。底の部分が鉄のハンマーになっている十得ドライバーを常に所持している。
オートショップ・ジャイアンツ
トクミツ
ライバル中古車屋「オートショップ・ジャイアンツ」の社長。アーサーとは犬猿の仲。色黒。
ドク
本名・徳光徳文。トクミツの弟。チハルと中学時代からよくもめている。兄と同じく色黒。愛車はフロント部のスペアタイヤカバーに「毒」の字が書かれている
ダイハツ・ミゼットII。ハーレーダビッドソンのバイクも所有。
その他の中古車屋
荒木一八
アラカブオート社長。第1部第2?3話に登場。
矢島
矢島オート店長。第1部第3巻に登場。偽ブローカー・ミクリヤに
ダイハツ・ネイキッドを盗難された。
谷岡
クルーズ・モータース社長。
石川のじじいv.s.定岡のジイジー編登場人物
ユウヤ
石川と定岡の孫。彼ら2人から溺愛されている。本人は少しうざがっている。
石川のじいさん
ユウヤの祖父。漁師。
日産・ローレル(C31)に乗っていたが、予算100万でアーサー達に車を注文した。今はゼロ戦仕様のユーノス・ロードスターに乗っている。ちなみにローレルは普段用の車になり、下取りには出さなかった。
定岡のジィジー
ユウヤの祖父。ベンツCLSに乗る。
竹山さん
中古車雑誌「カーサーチ」の編集者。ドレスアップカーコンテストの時にお世話になった。
オデッセイ編登場人物
久野さん
アーサーにオデッセイを注文した。数年前にギャンブルでの借金が原因で妻子に出て行かれ離婚。
旧車チーム・オーバーヒート

第1部第5巻で結成。メンバーの大半がアーサー・ガレージで旧車を買った客である。リーダーはチハル。他の店で買った旧車でもチームに入る事はできるが、ジャイアンツはだめらしい。
白石さん
愛称「おいちゃん」。本名・白石真澄。ハコスカに乗っている酒屋のオヤジ。末期の膵臓がんを患っている。父を早く亡くし中卒で店をついで以来ずっと働きっぱなしの人生であったが、アーサーたちと出会ったことがきっかけでハコスカを購入した。第5巻中盤で症状が悪化し、終盤で息を引き取った。
カッちゃん
本名・カツオ(名字は不明)。トヨタ・クレスタ(GX51)に乗っている。20代前半。リーゼントパーマが特徴。
キンゾー
本名・宍戸金造。アーサーの愛車だった330グロリアを乗り継ぐ。チハルの後輩で牛乳屋の息子。鼻にぶつぶつがある。高校卒業後、家の牛乳配達を手伝っている。佐川急便の制服を着用しており、第1部では旧型タイプであったが、第2部は新型になっている。モデルとなっている人物は実際に佐川急便に勤めており、作者たーしの幼馴染みである。
アヤちゃん
本名・倉本アヤ。スカイラインジャパンに乗っている、チームの紅一点。第1部第1巻では子供の頃に仲のよかった「ジャパンのアケミ」にあこがれてジャパンを探していた。
正次
本名・芹川正次。セリカ(LB)に乗っている。アーサーの先輩・セリカさん(故人)の息子。母が経営しているバーの後を継いでいる。
コバチャン
マークII(GX61)に乗っている。チーム内で唯一「オートショップジャイアンツ」で車を買った。そのせいで一度アーサーから帰れと怒鳴られ、こめかみを握り締められた。
タクミさん
白石さん(おいちゃん)の息子。父親が亡くなった後、ハコスカを乗り継いでいる。いつも店の裏でハコスカを磨いている。
作中に登場した車
従業員の車


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