アンリ・バルビュス
Henri Barbusse
アンリ・バルビュス(1928年)
誕生アドリアン・ギュスターヴ・アンリ・バルビュス(Adrien Gustave Henri Barbusse)
(1873-05-17) 1873年5月17日
フランス共和国、セーヌ県アニエール(現オー=ド=セーヌ県内)
死没 (1935-08-30) 1935年8月30日(62歳没)
ソビエト連邦、モスクワ
墓地ペール・ラシェーズ墓地
職業作家、ジャーナリスト、反戦・平和運動家
言語フランス語
教育文学学士
最終学歴ソルボンヌ大学
ジャンル詩、小説、随筆、評伝
主題戦争、性愛、政治、ファシズム、プロレタリアート
文学活動象徴主義、ロマン・ノワール、自然主義文学、リアリズム文学、プロレタリア文学
代表作『地獄』
『砲火』
主な受賞歴ゴンクール賞
配偶者エリヨンヌ・バルビュス(Helyonne Barbusse)
親族アドリアン・バルビュス(Adrien Barbusse)、カチュール・マンデス
影響を受けたもの
エミール・ゾラ、ロマン・ロラン
影響を与えたもの
小牧近江、小林多喜二
署名
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アンリ・バルビュス(Henri Barbusse、1873年5月17日 - 1935年8月30日)は、フランスの作家、ジャーナリスト、反ファシズム・反戦・平和運動家。自然主義・写実主義のロマン・ノワール『地獄』、ゴンクール賞を受賞した戦争小説『砲火』により作家として揺るぎない地位を築いた後、国際反戦・平和運動「クラルテ」を結成し、機関誌『クラルテ』および後続誌として文学、芸術、科学、経済、社会問題の総合雑誌『モンド
(フランス語版)(世界)』を創刊・主宰した。1923年に共産党に入党し、機関紙『リュマニテ』紙の文芸欄編集長を務めるほか、国際革命作家同盟 (UIER) のフランス支部として1932年に結成された革命作家芸術家協会の機関誌『コミューン(フランス語版)』の編集委員などを歴任。1932年にロマン・ロランとともに国際反戦会議を招集し、世界29か国から2,196人の知識人が参加した(アムステルダム=プレイエル運動(フランス語版))。1935年にはロマン・ロラン、アンドレ・ジッド、アンドレ・マルローらとともにファシズムから文化を守ることを目的とした第1回文化擁護国際作家会議(フランス語版)を主催した。
パリでクラルテ運動に参加した小牧近江は帰国後に『種蒔く人』を創刊し、プロレタリア文学の先駆けとなった。