この項目では、主に絵本作品としての「アンパンマン」について説明しています。本作品を原作とするテレビアニメについては「それいけ!アンパンマン」を、その他の用法については「アンパンマン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「ワンパンマン」とは異なります。
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Clip 高松駅に設置されているアンパンマン記念撮影ボード / アンパンマンの主要キャラクターが描かれている。
『アンパンマン』(ラテン文字表記:Anpanman[1][2][3])は、やなせたかしが描く一連の絵本シリーズ[4]、および、これを原作とする派生作品の総称[4]。また、それらの作品における主人公「アンパンマン」の名前である[4]。
パンの製造過程であんパン(餡パン)に「生命の星」が入ることで誕生した正義のヒーローで、困っている人を助けるために自らの顔(あんパン)を差し出す[4]。あんパン(餡パン)だけにその頭の中には餡(つぶあん)が詰まっている。
その他、キャラクターは主に[[化粧品]|食べ物]]や動物を元にして描かれている。
テレビアニメ(日本テレビ系列『それいけ!アンパンマン』)アニメーション映画、漫画、ゲームソフト(任天堂のWii用、ニンテンドーDS用など)、おもちゃ・グッズなど多数の派生作品・商品が存在する。その中でテレビアニメは長期にわたって放送されており、また一貫して同じ主題歌が使用されているため認知度が高い。現在高知県の香美市立やなせたかし記念館や全国5か所にある「アンパンマンこどもミュージアム」などの関連施設がある。 アンパンマンの生みの親であるやなせたかし(ペンネーム)の作品で1968年に「バラの花とジョー」、「チリンの鈴」の絵本や映画にいち早くアンパンマンが登場しているが、この時はまだ人間の姿。この童話は一年間連載された。[5]アンパンマン、やなせたかしの作品としての、『アンパンマン』は、PHP研究所が発行する青年向け雑誌『PHP』の通巻第257号に当たる、『こどものえほん』の1969年10月号[6](同年10月1日刊行)に掲載された青年向け読物、やなせたかし(絵と文)「アンパンマン」という形が初出 空腹に喘ぐ人の所へ駆け付けて、自らの大事な持ち物であるパンを差し出して食べるよう勧めるという、のちのアンパンマンに通じる物語の骨組みが、この作品のおいて早くも整えられている[10][6]。絵本・漫画・アニメなど、のちに描かれるアンパンマンとの大きな違いと言えば、第一に主人公のアンパンマンが普通の人間のおじさんであり[10][6]、パンは所有物に過ぎなかったことである。 1973年(昭和48年)、先述した普通のおじさんのアンパンマンを発展させた架空のキャラクターとしてのアンパンマンが登場する。それは、フレーベル館の 4、5歳児向け月刊物語絵本「キンダーおはなしえほん」シリーズ[11][注 1] の1作品として1973年10月号に、やなせたかし『あんぱんまん』[12]という形で刊行された[11][13]。同書は、やなせが初めて手掛けた幼児向け絵本であった[14]。 ここでのアンパンマンは、あんパンを持ち歩いたりするのではなく、自身の頭部が食べられるあんパンでできており、また、空を飛べる存在に変わっていた。当然、デザインも変更されており[15]、長身に丸顔のおじさんであったのが、長身 1975年(昭和50年)、絵本の続編が『それいけ!アンパンマン』と名を改めて刊行された。青年であった初出から幼児へと対象年齢が変わったことから、主人公名の表記を「あんぱんまん」と平仮名に変えていたのであるが[16]、やはり違和感が拭えなかったため、片仮名に戻した[17]。 絵本のアンパンマンは当初、貧困に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部、批評家、幼稚園教諭などから酷評された[18][15][6]。
作品
初出
絵本