Anne-Marie Mieville
アンヌ=マリー・ミエヴィル
生年月日 (1945-11-11) 1945年11月11日(78歳)
出生地 スイス ヴォー州ローザンヌ
国籍 スイス
職業映画監督、脚本家、女優、映画プロデューサー、写真家、実業家
ジャンル映画、テレビ映画
活動期間1972年 -
活動内容1972年 ジガ・ヴェルトフ集団に写真家として参加
1973年 ソニマージュ代表に就任
1975年 ゴダールと共同で脚本を初執筆
1976年 ゴダールと共同でテレビ映画を初監督
1983年 短篇映画を単独で初監督
1988年 長篇劇映画を単独で初監督
配偶者ジャン=リュック・ゴダール (非公式 : 1973年 - 2022年)
著名な家族長女 (ゴダールの子ではない)[1]
主な作品
『うまくいってる?』
『マリアの本』
『ルーはノンと言わなかった』
『そして愛に至る』
受賞
カンヌ国際映画祭
ユース賞
アンヌ=マリー・ミエヴィル(Anne-Marie Mieville、1945年11月11日 - )は、スイスのシネアスト(映画監督、脚本家)、女優、映画プロデューサー、写真家、実業家、元歌手である。映画監督ジャン=リュック・ゴダールとは1970年代初頭以来、公私にわたるパートナーであった。映画製作会社ペリフェリア代表。 1945年11月11日、スイス・レマン湖畔のヴォー州ローザンヌに生まれる。本人の回想によれば家庭環境は「プチブル的」であり、自らの感情を表現することに抑圧的な環境であったという[1]。 1960年代にローザンヌを離れて、フランス・パリに移り、短い期間、歌手として活動した[1]。やがて長女を出産し、それと前後して写真家に転向する[1]。 1970年、24歳のときにパリでゴダールと出逢う[1]。 1972年、26歳のときに、ジガ・ヴェルトフ集団による『万事快調』の撮影にスチルカメラマンとして参加する。ゴダールは同作を最後に「アヌーシュカ・フィルム」での製作をやめ、1973年12月1日、商号を変更し、ミエヴィルを代表者に「ソニマージュ」をフランス・イゼール県グルノーブルに設立する。同集団が解散前に手がけた最後の作品『ジェーンへの手紙』は、新会社の製作によるもの。パリを離れるゴダールとともに、グルノーブルで同居する。 1975年、ジョルジュ・ド・ボールガールとジャン=ピエール・ラッサムがプロデュースするジガ・ヴェルトフ集団解散後初のゴダールの新作『パート2』で、脚本を初めて共同執筆する。ゴダールは似ても似つかない本作を「『勝手にしやがれ』のパート2なのだ」と宣言する。つづいて1976年、INA
来歴・人物
1979年、ゴダールとの活動拠点をスイスに移し、レマン湖畔の小村ロールノール通り15番地に工房を構える[2]。ゴダールはこれを機に商業映画に復帰、アラン・サルドプロデュースのもと、『勝手に逃げろ/人生』(1980年)の準備を開始する。ミエヴィルはゴダールに加えて、ジャン=クロード・カリエールと3人の共同脚本に取り組むことになる。
1983年、初めて単独で脚本を書いた短編映画『ハウ・キャン・アイ・ラヴ』を単独で監督する。翌1984年には、短編『マリアの本』を単独で脚本・監督、ゴダールの脚本・監督作『ゴダールのマリア』とともに全世界で公開され、注目を浴びる。1988年には初のソロ長編映画『私の愛するテーマ』を脚本・監督、第41回カンヌ国際映画祭若い映画賞を受賞、独立した映画作家としてのステップを着実に踏む。いっぽうゴダールは『ゴダールの映画史』(1989年 - 1998年)の長い単独作業の時期に突入する。
1994年には、6年ぶりのソロ新作『ルーはノンと言わなかった』を撮り、ジャニーヌ・バザンが創始した映画祭アントル・ヴュ(Entre Vues、ベルフォール国際映画祭)でグランプリを獲得する。
フィルモグラフィー
監督
『6x2』 Six fois deux/Sur et sous la communication : テレビ映画シリーズ、共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1976年 - 監督・脚本・編集
『ヒア & ゼア こことよそ』 Ici et ailleurs : 共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1976年 - 監督・脚本・編集・プロデューサー
『二人の子どもフランス漫遊記』 France/tour/detour/deux/enfants : テレビ映画シリーズ、共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1977年 - 監督・脚本
『うまくいってる?』 Comment ca va? : 共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1978年 - 監督・脚本・プロデューサー・出演
『ハウ・キャン・アイ・ラヴ』 How Can I Love : 短篇映画、1983年 - 監督
『マリアの本』 Le Livre de Marie : 短篇映画、1984年 - 監督
『ソフト&ハード』 Soft and Hard : 共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1986年 - 監督・出演
『お祭り騒ぎ』 Faire la fete : 短篇映画、1986年 - 監督・脚本・編集
『私の愛するテーマ』 Mon cher sujet : 1988年 - 監督・脚本・編集
『ダルティ報告』 Le Rapport Darty : 共同監督ジャン=リュック・ゴダール、1989年 - 監督・出演