アンドロメダ_(宇宙戦艦ヤマト)
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アンドロメダは「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の宇宙戦艦。デザイン担当は宮武一貴で、艦橋部分は松本零士が担当。関連作品に登場する艦についても本項で併せて記述する。
概要

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(以下、『さらば』)、『宇宙戦艦ヤマト2』(以下、『ヤマト2』)の2作品に登場。対ガミラス戦役後、再建復興した地球が新たに建造した、アンドロメダ級宇宙戦艦一番艦にしてネームシップ地球防衛軍連合宇宙艦隊旗艦。西暦2201年就役。同年戦没。

艦名はギリシア神話の女性星座天体アンドロメダに由来する。なお、当時の設定資料においては、絵図に添えて書かれている題名表記が「アンドロメダ」ではなく「新造戦艦」となっている[1]。初期案では「しゅんらん」という名の600メートル級巨大戦艦という設定であった[1]
デザイン
経緯

『さらば』に登場する地球の戦闘艦のうち、護衛艦と並んで最初にデザインされた艦であり、この2種類のデザインの間を埋めるようにほかの艦艇がデザインされていっている[2]

本艦のデザインは宮武一貴がほぼ全面的に手掛けているが、艦橋だけは松本零士によるデザインとなっている。当初、艦橋部は左右に主力戦艦のものと似た形状のアンテナがあり、頭頂部に駆逐艦の艦橋後部についているものと同じ「脱出ポッド[3]」が備えられているデザインだった[1]。しかし、ヤマトに対抗できる迫力が出せていないと感じた宮武に相談された松本は、それに応じてアンテナ部を埋めた幅広の艦橋をデザインした[3]。それを宮武がクリンナップし、決定稿となった。
パース絵

設定の三面図と異なり、劇中で描かれる際のアンドロメダは、艦首に向かってパースが非常に強く利いた画となっている[4]

このパース画はファンの印象に強く残っており[4]、立体化などの際の鬼門となっている。バンダイの超合金魂GX-58「地球防衛軍旗艦アンドロメダ」が製作される際には、三面図からそのまま立体化するだけでは雰囲気を再現できなかったため、艦首周りをあえて大きく設計し直している[4]PS版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が開発される際にも、3DCGによる描写を考慮して立体的に合うように直すと別物となってしまうため、艦橋のセイル後方部分を直してボリュームを出す形でリデザインされた[3]。『2202』でも、後述のようにパース絵の再現を優先したデザインにされている[5]
諸設定

艦体諸元[注 1]全長275 m[1][6][7]
[280 m[8][9]]
全幅66.2 m[1][6][7]
[65 m[8][9]]
自重98,000 t[1][6]
[100,000 t[8][9]]
乗員95名[6][7][9]
主機新型波動エンジン[7]
武装

艦首拡散波動砲×2門[6][7][9]

主砲:3連装衝撃砲×4基[6][7][9]
[50.8 cm (50cm)[10]

5連装大型艦橋砲×1基[7]
[7連装大型艦橋砲×1基[6][9]
[艦橋ミサイル砲×5門[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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