アンドフリームニル(古ノルド語: Andhrimnir)は、北欧神話に登場する、料理にされても毎晩元に戻るイノシシのセーフリームニルを料理するコックのことである。名前の意味は「煤けた者」である[1]。『ギュルヴィたぶらかし』には、次のような事が書かれている[2]。
セーフリームニルの肉はどんなにたくさんの人(エインヘリャル)がヴァルハラにいても食い尽くされることはない。毎日料理をしても、夕方にはまた元に戻る。
セーフリームニルの肉を煮るのはエルドフリームニルという鍋である。
このことは『グリームニルの言葉』第18節でも語られている。
脚注[脚注の使い方]^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』59頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』255頁。
参考文献
V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
関連項目
セーフリームニル
エルドフリームニル
エインヘリャル
表
話
男神
ウル
オーズ
オーディン
クヴァシル
ダグ
テュール
デリング
トール
エーギル
ニョルズ
ヴァーリ
バルドル
ヴィーザル
ヴィリとヴェー
ヒューキ
フォルセティ
ブラギ
フレイ(イングナ・フレイ|ユングヴィ)
ヘイムダル
ヘズ
ヘーニル
ヘルモーズ
マグニとモージ
マーニ
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メイリ
ロキ
ローズル
女神
イズン
イルムル(英語版)
イルパ(英語版)
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グナー
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シギュン
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スカジ
スノトラ
スルーズ
スュン
ソール
ソルゲルズ=ホルタブルーズル(英語版)
ナンナ
ニョルズの姉妹妻
ニョルン(英語版)
ノート
ヴァール
ビル
フノス
フッラ
フリッグ
フリーン
フレイヤ
ヴォル