アンデルセン物語
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この項目では、日本のアニメーションについて説明しています。

1952年公開のアメリカ映画『アンデルセン物語』(原題:HANS CHRISTIAN ANDERSEN)については「アンデルセン物語 (1952年の映画)」をご覧ください。

『アンデルセン物語』(アンデルセンものがたり)は、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作の童話作品を原作としたアニメ。以下の2作品が存在する。
1968年3月19日に公開された、東映動画制作の長編アニメ映画。

1971年フジテレビ系で放送された、虫プロダクション制作のテレビアニメ

劇場映画「アンデルセン物語」(1968年)

アンデルセン物語
Fables From Hans Christian Andersen
[1]
監督矢吹公郎(「演出」名義)
脚本井上ひさし山元護久
原作ハンス・クリスチャン・アンデルセン
製作大川博
出演者藤田淑子杉山佳寿子
音楽宇野誠一郎
製作会社東映動画
配給東映
公開 1968年3月
上映時間80分
製作国 日本
言語日本語
前作ひょっこりひょうたん島(劇場アニメ版)
次作太陽の王子 ホルスの大冒険
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世界的童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの名言「私の一生は一編の童話であった」からヒントを得て、彼の自伝に童話のエピソードを絡ませてアニメ化した作品。これにミュージカルを添えている。

前作『ひょっこりひょうたん島』より引き続き、井上ひさし山元護久が脚本や挿入歌の作詞を手掛け、音楽は宇野誠一郎が担当している。演出は長編初の矢吹公郎。これら4名は、翌1969年に長編アニメの傑作『長靴をはいた猫』を手掛けることとなる。また井上・山元・宇野のトリオは、後述のテレビアニメの主題歌を手掛け、宇野は挿入歌の作詞・作曲・編曲も手掛ける。

同作品に登場したオーレおじさんは、その後1972年から1976年NET(現:テレビ朝日)で放送された天気予報番組『オーレおじさんの天気予報』のアニメパート(同作品と同じ東映動画制作)にも登場した。

1975年12月20日の『東映まんがまつり』公開に際し、同作品もその一編として『アンデルセン物語 マッチ売りの少女』と改題、並びに上映時間を短縮の上で一部地域のみながらリバイバル上映が実施された。

2003年には東映ビデオよりDVDが発売&レンタルされている。DVDには「アートギャラリー」と、同作品の「予告編」が映像特典として収録されている。「復刻! 東映まんがまつり」バージョンは発売されてない。
ストーリー

童話作家になるのが夢のハンス少年のもとに、眠りの精オーレおじさん(Ole)がやってくる。アンデルセン童話の有名な「マッチ売りの少女」や、「親指姫」、「赤い靴」などのエピソードを織り交ぜて、ミュージカル仕立てのストーリーは展開する。
キャスト

ハンス -
藤田淑子

エリサ(マッチ売りの少女) - 杉山佳寿子

眠りの精オーレおじさん - 高島忠夫

町長の娘のカレン(赤い靴の少女) - 増山江威子

ハンス家の黒猫のゴロ - 鈴木やすし

町長の飼犬のブル - 三波伸介

エリサ家の牝猫のミミ - 三輪勝恵

教会のネズミのケケ - 久里千春

町長 - 玉川良一


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