アンダーニンジャ
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アンダーニンジャ
ジャンル
サスペンスアクションシュールコメディ忍者
漫画
作者花沢健吾
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
レーベルヤンマガKCスペシャル
発表号2018年34号 -
発表期間2018年7月23日[1] -
巻数既刊12巻(2024年2月現在)
アニメ
原作花沢健吾
監督桑原智
シリーズ構成大知慶一郎
脚本大知慶一郎
キャラクターデザイン結城信輝
メカニックデザイン反田誠二
音楽小鷲翔太、瀬尾祐介中野定博、MK、Ryu*
アニメーション制作手塚プロダクション
製作アンダーニンジャ製作委員会
放送局TBSテレビほか
放送期間2023年10月6日 - 12月22日
話数全12話
映画
原作花沢健吾「アンダーニンジャ」
封切日
上映時間
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『アンダーニンジャ』は、花沢健吾による日本漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載中[1]

メディアミックスとして、2023年10月から12月までテレビアニメが放送された[2]

2024年4月1日、映画化を発表[3][4]
あらすじ

太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織は、紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。その数は約20万人[5]といわれ、忍者は現在も日本に存在している。しかし、末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。その中の一人、雲隠九郎はある日、上からの指示で、最新鋭の装備と共にある高校への潜入の依頼を受ける。
登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優。
主人公
雲隠 九郎(くもがくれ くろう)
声 -
坂泰斗[6]本作の主人公で、下忍(ノンキャリ)。ニンドルネーム「No.9」。引きこもりのニートで無精髭を生やした青年。17歳を自称しているが実年齢24歳。常に裸足。雲隠一族最強と言われている雲隠虹郎の全ての忍術を継承したと言われており、虹郎のクローンとまで言われている。嘘が得意で、ハッタリで敵を翻弄する事もできる。また読心術にも長けており、かつての親友である奇跡はもちろん、猫の姿になった猫平の思考まで完璧に読むことができる。マジックテープの財布を持っているが、お金は入っていない。「雲隠」は毎年名字ランキング10位以内に入っていると自称している(実際はそんなことはない)が、講談高校では名字ランキング上位の佐藤さんや鈴木に敗北感を感じていた。住所は東京都練魔区阿修羅台6-6-6。2階建てのアパートの2階に住んでおり、彼の部屋は押し入れで大野の部屋とつながっている。職にあぶれ、仕事を与えてくれないNINを辞めることも出来ず、ニート同然の生活を送っていた。そんなある日、加藤から講談高校への潜入を命じられる。その後、講談高校の転入試験まであと3日というタイミングで、「“忍者になりたいらしい外国人”を殺さずに捕まえろ」という指示を加藤から受ける。支給されたパーカー型の新型摩利支天を活用し、逃亡を図る外国人を拳で制圧した。その後講談高校に無事転入し、日比、蜂谷、鈴木らと共に忍務を開始する。講談高校の忍務の最中、国家転覆を目論むUNの陰謀が渦巻いている事と、山田美月がUNの一員である事を知る。講談高校襲撃当日、楊紀伊高校にて日比と共に山田との対決に臨み、自らは日本刀を用いた斬り合いに挑む。山田の鼻を切り落とすものの、新型摩利支天の弱点を突かれる形で敗北。口内に刀を突き立てられた末、上顎から上を切断され死亡した。だが切り落とした山田の鼻は右手の中に握りしめており、後に分析サンプルとして忍研へ送られた。全国苗字の多さランキングを気にしており、ランキングが上位の相手に対し、1人敗北を感じている。ただし、逆に野辺地のような極端に珍しい苗字に畏敬の念を抱くこともある。単行本では1巻から9巻までの表紙に登場している。彼が死亡した8巻と次巻の9巻では次期主人公である十郎とバトンタッチする様子がそれぞれの顔が見えるアングルで描かれ、ほかの巻では単独で描かれている。
雲隠 十郎(くもがくれ じゅうろう)
声 - 鈴木崚汰九郎亡き後の新たな主人公。20歳。下忍。ニンドルネーム「天(てん)」。忍者組織NIN最強の男とされている。九郎に比べるとやや凛々しい顔立ちをしている。現在は十二郎と共にかつて九郎が住んでいた部屋に住んでいる。九郎や虹郎たち雲隠兄弟の一桁台の時代は終わったとし、「これからは俺の時代だ」と発言している。近くのコンビニの店員として潜入している忍者に、鈴木と共に五十嵐抹殺の忍務の指令を受けている。九郎以上に奔放な性格で、自分勝手。大野の食べ物や、上記のコンビニの商品を無断で食べたり、初対面の大野や自分に喧嘩を売ってきたドミニクに脈絡なくカツアゲを仕掛けたりと、とにかく気ままな行動が多い。十二郎曰く「口も性格も悪く、なんでも暴力で解決する男」で、実際にその通りである。自分の忍としての能力に相当の自信を思っており、十二郎にはもっと敵を警戒するように促されている。一方で、一般人の川戸やパシリの猿田などに騙されて小銭を損したり、アパートへの移住当初出るに出られず一日中畳の下に隠れていたりとどこか抜けている一面も目立つ。九郎や蜂谷が扱っていたような基礎的な忍語を扱うことができない。一見脳筋のように見えるが、UNがアップロードした映像を猫による撮影だと一瞬で見抜いたり、コンビニに入店してきた男が強盗だとすぐに気づいたりと、高い観察眼を持っているさまが窺える。十一ほどではないが雲隠兄弟のなかでは表情が豊かなほうで、しのぶと戯れるときなどは屈託のない表情で笑うことがある。また、九郎や十二郎と違い財布を持ち歩いておらず、常にほとんど金を持ち合わせていない。先述の通りカツアゲ常習犯であるのもこのためだと思われる。忍学校時代は猿田や猫平をパシらせており、特に猫平とはお互いに猫語の精度を高めあう仲だったが、これは人間の脳を猫に移植する実験のために、猫と相性のよさそうな人間を探す忍務のためでもあった。このためしのぶ(かつての猫平)は十郎のことを恨んでいるが、十郎はしのぶに「人間の体に戻れる方法がある」と持ち掛け、しのぶを肩に乗っけて五十嵐抹殺の忍務にあたっている。常に胸部と背中に「NIN 10KG」と書かれた特徴的な円盤を装着しており、十郎が相手に触れられると自動的に相手を攻撃する仕組みになっている。実際に街中でドミニクに喧嘩を売られた際はこの機構を利用して彼を圧倒した。またその二人の仲裁に入ったアレクセイが毒指の使い手だと見抜き、彼を「友達がいないやつ」と評した。単行本では8巻以降の表紙に登場している。彼が回想以外で初登場した8巻と次巻の9巻では前主人公である九郎とバトンタッチする様子がそれぞれの顔が見えるアングルで描かれ、10巻では単独で描かれている。また、九郎が描かれなくなった10巻からは表紙がフルカラーになっている。
雲隠 十一(くもがくれ といち)
声 - 島袋美由利[7]九郎の妹にあたる(長女なのかは不明)。長い前髪を頭頂部で縛った髪型が特徴の少女。16歳。雲隠兄弟唯一の女性で、くノ一最強の女とされている。語尾に「ッス」をつけてしゃべる癖がある。現在は講談高校襲撃の生き残りで、暗殺の危険にさらされている野口の身辺警護に当たっており、常に彼女と行動を共にしている。野口家の居候として突然現れるも、彼女の両親はすでに十一のことを受け入れていたことから、九郎が大野たちにかけた催眠術と同様のものを野口の両親にかけているようである。作中に登場するほかの雲隠兄弟と異なり、単行本10巻時点で野口一家以外との交流が一切描かれていない。快活な性格で、いつもニコニコしている。野口が同性なのもあってかいやらしい言動が多く、会話の流れによっては下品なワードも躊躇なく発する。彼女にもそのことをたびたび突っ込まれている。手先が器用で、野口家のテレビのスクランブルを一瞬でいじって『おっさんといっしょ』を観れるようにしたこともある。戦闘能力は不明だが観察眼は確かで、テレビ越しに映る加藤と透明化した処刑人との見づらい戦いを野口に解説していた。
雲隠 十二郎(くもがくれ じゅうにろう)
声 - 石谷春貴[8]眼鏡をかけた垢抜けない少年。礼儀正しい性格をしており、作中に登場する雲隠兄弟のなかでは数少ない常識人。十郎が問題行動を起こした時のしりぬぐいをすることが多い。十郎と違い、ほとんど外出しない。推定年齢は12歳とされていたが、実際は16歳。ニンドルネーム「Jr.(ジュニア)」。NIN少年上級部隊最強の男とされている。現在は十郎と共にかつて九郎が住んでいた部屋に住んでおり、自室には6台のモニターがある。情報分析が得意で、山田のことを軽く見ていた十郎に、戦闘を撮影した動画からわかる彼女の脅威性を伝えた。九郎同様、猫平のことを知らないにもかかわらずしのぶの正体が忍者であることを見抜いた。
雲隠一族
雲隠 八郎(くもがくれ はちろう)
推定年齢は28歳だが、詳細は不明。物語開始時点で既に故人。UNとの戦いで死亡したようで、タバコ屋のオヤジは九郎に彼の仇を取るよう願っていた。作中では名前のみ登場。
雲隠 虹郎(くもがくれ にじろう)
推定年齢32歳。ニンドルネーム「No.7(セブン)」。雲隠兄弟最強の男とされている。レインボーハウンド、UNキラーなど複数の呼び名がある。要人警護やNHK(忍者放送協会)の人気番組『おっさんといっしょ』の「殺すお兄さん」役などを務めている。同番組で死刑囚だった加藤の返り討ちに会い、UNの爆弾兵器に囲まれる。最期にUNとつながっていた加藤に自分たち雲隠一族(NIN所属)が神隠一族(UNと関係)を滅ぼすと言い残し、爆弾兵器を加藤に投げ返そうと試みるも、その前に爆弾が爆発し生死不明。十郎によると義肢は損壊したものの忍災が下りるらしい。普段は一切しゃべらないが、先述の最後の言葉の時に声がロボット口調になっていることが明らかになり、実際に爆発した彼の体も四肢がロボットのようになっていた。雲隠兄弟の男子はみな一郎、次郎、三郎…という簡素な名前だが、彼と寿三郎・零だけが例外である。
雲隠 一郎
推定年齢は56歳だが、詳細は不明。作中未登場。
雲隠 次郎
推定年齢は52歳だが、詳細は不明。作中未登場。
雲隠 三郎
推定年齢は48歳だが、詳細は不明。作中未登場。
雲隠 四郎
推定年齢は44歳だが、「四」は不吉なのでそもそも存在しないという。しかし五十嵐が卒忍試験の際にくノ一を殺害し、忍者学校脱出寸前まで成功させたときに入れられた牢の壁には、加藤の名前と共に「四郎」という文字が彫られていた。作中では名前のみ登場。
雲隠 五郎
推定年齢は40歳だが、詳細は不明。作中未登場。
雲隠 六郎
推定年齢は36歳だが、詳細は不明。作中未登場。
雲隠 寿三郎
推定年齢は8歳。NIN少年下級部隊最強の男とされている。作中未登場。雲隠兄弟の男子はみな一郎、次郎、三郎…という簡素な名前だが、彼と虹郎・零だけが例外である。
雲隠 十四郎
推定年齢は4歳。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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