この項目では、恒星のアンタレスについて説明しています。その他の用法については「アンタレス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アンタレス[1]
Antares
さそり座α星B[8]
α Scorpii B
見かけの等級 (mv)5.2[8]
位置
元期:J2000.0[8]
赤経 (RA, α) 16h 29m 24.2s[8]
赤緯 (Dec, δ)?26° 25′ 51″[8]
赤方偏移0.000006[8]
視線速度 (Rv)1.8km/s[8]
物理的性質
スペクトル分類B2.5V[8]
他のカタログでの名称
HD 148479[8]
■Template (■ノート ■解説) ■Project
アンタレス[9](Antares)またはさそり座α星Aは、太陽系からさそり座の方向約550光年の距離にあり、さそり座で最も明るい恒星で、全天21の1等星の1つ。夏の南の空に赤く輝く、よく知られる恒星の1つである[10]。 スペクトル分類ではM型の赤色超巨星とされている。アンタレスはかつて直径が太陽の230倍とされ、「理科年表」も長らくこの値を採用していたが、実際はもっと大きな星で、直径は太陽の680倍とされている[6][注 3]。以前は明るさと表面温度から大きさを推定していたが、現在は干渉計によって実測しており、過去と現在の直径の違いはこれを反映している。明るさは太陽の4万5000 - 12万9000倍と考えられている[6]。 アンタレスはかつては1733日の周期で0.88等から1.8等まで変光するSRA型の半規則型変光星とされていたが[11]、実際はそれほど大きな光度変化は見られず、変光星総合カタログでは0.88等から1.16等まで変光するLC型の脈動変光星と[5]、アメリカ変光星観測者協会では2180日(5.97年)の周期で0.75等から1.21等まで変光するSRC型の半規則型変光星と[12]、各々分類されている。
特徴