アンソニー・フィリップス
[Wikipedia|▼Menu]

アンソニー・フィリップス
Anthony Phillips
2005年
基本情報
出生名Anthony Edwin Phillips
別名Ant
生誕 (1951-12-23) 1951年12月23日(72歳)
出身地 イングランド ロンドン
ジャンルプログレッシブ・ロック
クラシック音楽
職業ギタリスト
活動期間1967年 - 現在
共同作業者ジェネシス
マイク・ラザフォード
キャメル
公式サイト ⇒http://www.anthonyphillips.co.uk/

アンソニー・エドウィン・フィリップス (Anthony Edwin Phillips、1951年12月23日 - )は、ジェネシスの元ギタリストとして知られる、イギリスロンドン出身の音楽家である。
略歴

ジェネシスの創設メンバーの一人であり、1967年の結成から、2枚目のアルバム『侵入』をリリースした後の1970年に脱退するまで、ギターとバックボーカルを担当していた。特に12弦ギターの演奏で知られており、彼の影響は初期ジェネシスのサウンドに大きく貢献している。

アンソニー脱退後に初めて制作されたアルバムである『怪奇骨董音楽箱』は、アンソニーがバンドに残していった影響を深く受けている(特に「The Musical Box」と「The Fountain of Salmacis」の2曲)。

ジェネシスを脱退した後、アンソニーはクラシック音楽 (特にクラシック・ギター)を学び、なかんずくハリー・ウィリアムソン、マイク・ラザフォードフィル・コリンズらとレコーディングを行った。彼の最初のソロ・アルバムである『ギース・アンド・ザ・ゴースト』は1977年に発表された。その作品には牧歌的なバラードと幅広い作曲性が詰め込まれてはいたが、時のパンク音楽ブームの隆盛によりさほど注目されるには至らず、セールスの成功にはつながらなかった。

アンソニーは1978年に『ワイズ・アフター・ジ・イヴェント』という2枚目のアルバムをリリースした。翌年に発表されたその次のアルバムである『サイズ』でも同じような作風がとられた。この両方のアルバムはメインストリームの音楽ファンを意識してはいたが、やはり成功には至らなかった。

『サイズ』は『プライヴェート・パーツ・アンド・ピーセズ I』と題されたより実験的なアルバムへと結実する。さらに『プライヴェート・パーツ・アンド・ピーセズ II バック・トゥ・パヴィリオン』が翌年にリリースされ、「プライヴェート・パーツ・アンド・ピーセズ」シリーズとして、さらに1980年代から現在に至るまで10作品以上を数える連作アルバムとなる。

1980年、アンソニーはキャメルのアンデリュー・ラティマーとともに作品を書き始めた。これは『シングル・ファクター』(1981年)というキャメルのアルバムとして発表された。

1984年、アンソニーは『インヴィジブル・メン』というメインストリーム風のポップ・アルバムをリリースした。彼は後にこのアルバム計画を商業的なプレッシャーが生んだ「とんでもない失敗」であると発言した。それ以降、彼はより特殊な作品を制作するためにメインストリームにおける成功に関しては遠避けるようになった。

アンソニーはイギリスにおける様々なサウンドトラック制作を含めて、多様な音楽プロジェクトをたちあげている。1990年代中頃には『イン・コンサート』というアルバムをリリースしている。これは初期作品をソロで演奏したアコースティックギター・バージョンの作品である。そして、前述の「プライヴェート・パーツ・アンド・ピーセズ」シリーズに加えて、それらにも収まらないドキュメンタリ映像やCMのための音楽は「ミッシング・リンクス」シリーズ、さらに未発表曲、未公開バージョンなどは「アーカイブ・コレクション」シリーズとしてリリースされている。

また、彼は1998年にリリースされた最初のジェネシスのボックスセットにアーカイブ作品を提供した。ちなみに、彼のアルバムのアートワークのいくつかはピーター・クロス(英語版)の手によるものである。
ディスコグラフィ
ジェネシス在籍時

創世記』 - From Genesis To Revelation (1969年)

侵入』 - Trespass (1970年)

ソロ・アルバム

ギース・アンド・ザ・ゴースト』 - The Geese And The Ghost (1977年)

ワイズ・アフター・ジ・イヴェント』 - Wise After the Event (1978年)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:20 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef