「アンズ」のその他の用法については「アンズ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アンズ
アンズの果実
分類
狭義: Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim. (1883)[2]
シノニム
Armeniaca vulgaris Lam. (1783)[3]
Armeniaca vulgaris L. (1783)[4]
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu (1986)[5]
Prunus ansu (Maxim.) Kom. (1903)[6]
和名
アンズ(杏子/杏)
英名
Apricot
アンズ(杏子[7]・杏[8]、学名: Prunus armeniaca)は、バラ科サクラ属の落葉小高木から高木である。アプリコットと英名で呼ばれることもある。別名、カラモモ(唐桃)。中国北部で形成された東洋系の品種群には、ウメとの交雑の痕跡がある。原産地は諸説あるものの、中国の山東省、河北省の山岳地帯から中国東北地方の南部とする説が有力とされる[9]。学名のPrunus armeniaca は、ヨーロッパにおいては近世にいたるまでアルメニア (Armenia) が原産地と考えられていたためつけられたもの(『産地』節も参照)[9]。 和名アンズは、杏子の唐音とされている[10]。古名は、カラモモである[9][11][12][13][14][15]。中国原産で[7]、中国植物名は杏(きょう)[16]。 中国大陸から日本への渡来は古く、日本最古の本草書『本草和名』(918年)には、漢字を「杏子」、和名「カラモモ」とある[17]。標準和名アンズの読みは、江戸時代になってから、漢名の杏子を唐音読みでアンズとなったといわれている[17]。 中国の北東部[18]、山東省、河北省、山西省、黄河より北の原産といわれる[17]。日本では、長野県、山梨県、山形県を中心に栽培されている[16][17]。
名称
特徴