「アンコ椿は恋の花」
都はるみ の シングル
B面恋でゴザンス港町
リリース1964年10月5日
ジャンル演歌
時間3分58秒
レーベル日本コロムビア
作詞・作曲星野哲郎(作詞)
市川昭介(作曲)
ゴールドディスク
第6回日本レコード大賞・新人賞
都はるみ シングル 年表
てれちゃう渡り鳥
「アンコ椿は恋の花」(アンコつばきはこいのはな)は、1964年10月5日に発売された都はるみの3枚目のシングル。 都はるみにとって初めてのヒット曲であり、ミリオンセラーとなった。また、都はこの曲で第6回日本レコード大賞の新人賞を受賞した[注釈 1]。1990年時点での売上は130万枚[1]。 都が引退舞台とした1984年の『第35回NHK紅白歌合戦』において、番組本放送終了後、都を送るべく出場歌手全員によってこの曲が合唱された。この10年後の1994年に『思い出の紅白歌合戦』で同紅白が再放送された際、その模様も特典映像として放送された。 都にとって5年ぶりの復帰ステージとなった1989年の『第40回NHK紅白歌合戦』では、この年から導入された2部制の第1部の大トリとしてこの曲を歌唱、都が紅白でこの曲を歌うのは初めてだった。 この歌は伊豆大島を舞台にした楽曲で、波浮港も登場する。表題中の「アンコ」とは、あんこのことではなく、伊豆大島のことばで元来は目上の女性を指し、「お姉さん」の訛った語とされている[2]。 本曲の歌碑が波浮港近傍に2000年に建立され、それを記念して同年7月26日に「伊豆大島波浮港開港200周年記念 都はるみコンサート」が開催された[3][4]。当時は伊豆諸島北部群発地震の最中であり、同日夜にも震度1の微震が発生。一時はコンサートの中止も検討したが、新島村長からの要望もあり予定通り開催された[5]。
解説
「アンコ」
収録曲
両楽曲共に、作詞:星野哲郎/作曲・編曲:市川昭介
アンコ椿は恋の花(3分58秒)
恋でゴザンス港町(3分25秒)
カバー
2016年、氷川きよし(アルバム『新・演歌名曲コレクション4 -きよしの日本全国 歌の渡り鳥-』に収録)
2017年、三田杏華(シングル「アンコ椿は恋の花/瀬戸内花言葉」収録)
2017年、市川由紀乃(アルバム『唄女II?昭和歌謡コレクション』収録)
2018年、水田竜子(アルバム『デビュー25周年記念 旅うた Vol.5』収録)
2018年、川野夏美(アルバム『川野夏美 20周年記念アルバム?明日へ?』収録)
2019年、朝花美穂(アルバム『美穂の演歌名曲集』収録)
2019年、高橋洋子 (歌手)(配信シングル・2020年、トリビュートアルバムアルバム『都はるみを好きになった人 ?Tribute to HARUMI MIYAKO?』収録)
映画
出演者香山美子
竹脇無我
音楽市川昭介
撮影荒野諒一
編集浜村義康
製作会社松竹
公開 1965年4月10日
上映時間80分
製作国 日本
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1965年4月10日、松竹により同名の映画が公開された。
キャスト
白木明子:香山美子
白木はるみ:都はるみ
白木作造:西村晃
猛:藤岡弘
南修一:竹脇無我
大杉一郎:大辻伺郎
坂上克三:三井弘次
坂上和江:沢村貞子
坂上豊太郎:勝呂誉
土屋吾一:中村是好
土屋紀代子:蔵悦子
山下登:松山英太郎
斎藤典子:ホキ徳田
横山政次:山樹一平
横綱:大鵬幸喜
拳闘選手:海老原博幸
野球選手:王貞治
女優:桑野みゆき
歌手:青山和子
スタッフ
監督:桜井秀雄
脚本:山根優一郎、小林久三
製作:升本喜年
撮影:荒野諒一
音楽:市川昭介
美術:森田郷平
録音:平松時夫
照明:飯島博
編集:浜村義康
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 当時は最優秀新人賞はなかった。
出典^ 『文藝春秋』1990年4月号、334-335頁。
^ “ごあんない”. みどころマップあんこさん. 東京都大島町 (2014年12月8日). 2020年1月5日閲覧。
^ “都はるみ「伊豆大島波浮港開港200周年記念 都はるみコンサート」を含むDVD3タイトル同時 2018年2月21日発売!!”. 楽園堂. 楽園堂. 2020年1月5日閲覧。
^ 『都はるみが2000年に開催した伝説の伊豆大島ライブがDVDで蘇る!』(プレスリリース)日本コロムビア株式会社、2018年2月5日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000019470.html。2020年7月19日閲覧。
^ 地震に負けないで!! 伊豆大島で都はるみが熱唱、中日スポーツ、2000年7月27日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
関連項目
1964年の音楽
トラック野郎・望郷一番星 - 1976年の映画。劇中で繰り返し使用。都も本人役で出演。
典拠管理データベース
MusicBrainz作品