アンクルトリス
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アンクルトリス
Uncle Torys
トリス〈エクストラ〉(2011年 - 2019年までの仕様)のパッケージに描かれたアンクルトリス
対象 日本
分類CMキャラクター
デザイン柳原良平
指定日1958年
性別男性
関連グッズ爪楊枝立て
ピンバッジ
コップ
公式サイトトリス サントリー
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アンクルトリス(: Uncle Torys)は、サントリートリスウイスキーの広告キャラクターである[1][2][3]。中黒を入れたアンクル・トリスという表記も見られる[3]。トリスおじさんと愛称されている[4]
概要

イラストはイラストレーター柳原良平による[1]。キャラクターの名称は、CMプランナーの酒井睦雄によって与えられた[1]。広告のキャッチコピーは、コピーライターの開高健が考案した[1]。1956年(昭和31年)、東京都茅場町にあった壽屋(サントリーの前身)の東京支店における、当時宣伝課に所属していた柳原、酒井、開高らによる会議で考え出された[5][6][7]。1958年(昭和33年)、サントリーのアニメ・コマーシャルにおいて、アンクルトリスが初めて登場し[8]、1981年(昭和56年)までコマーシャルに採用される[9]

1961年(昭和36年)より、キャンペーン「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」が展開される[10]。1984年(昭和59年)、「テレビコマーシャルを中心とする一連のデザイン活動」で毎日産業デザイン賞毎日新聞社主催)を受賞する[11]。また広告電通賞電通主催)を受賞している[12][13]。2003年(平成15年)3月27日、「トリスウイスキー スクエア」の発売を機に、コマーシャルに再び登場する[7][14]。2015年には、声優屋良有作がアンクルトリスの声を担当している[15]。関連グッズには、爪楊枝立て[16][5][17]やピンバッジ[18]、コップ[7]などがある。
キャラクター

性格は、基本的にはお人よしであり、プチブル的で臆病者であるが、たまに大胆な行動を起こすこともある[19][20][3]。感情を表に出すことはあまりないが、内面はナイーブである[21]。正義を重んじる気持ちが強く、女性が好きである[21]。和服が似合う妻をもち、愛妻家であるとされるが、独身であるとする資料もある[21][22][23]ハイボールを作って飲むことを好む[20]草野球の愛好家であり、東京トリス軍でライトを守っており、背番号は120である[24][21]。職業はサラリーマンであり、「普通」を座右の銘としている[21][20][24]。また、2003年のCMまではアンクルトリスの首元から頭に向かって赤くなっていく事で「酒酔い」を表現していたが、2010年以降のCMではその描写が排除された。
脚注[脚注の使い方]^ a b c d “ ⇒”ハワイへ行こう!””. SUN-HOUSE (サンハウス) (2015年5月19日). 2019年12月28日閲覧。
^ “アンクルトリス作者、柳原良平さん回顧展 尼崎”. 神戸新聞社. 2019年12月28日閲覧。
^ a b c “アンクル・トリスの特別講義 世界へ挑む事業デザインをやってみなはれ!”. サントリー. 2019年12月28日閲覧。
^ “北海道にやって来た!アンクルトリスが「トリス〈クラシック〉」を紹介します♪”. サントリー. 2019年12月28日閲覧。
^ a b 『広告キャラクター大博物館』 1994, p. 39.
^ 『よみがえれ!アンクルトリス』 1996, p. 8.
^ a b c “サントリー「トリスウイスキー スクエア」新発売 あの「アンクルトリス」が帰ってきた!! 22年ぶりに懐かしのCMシリーズ復活 新TV‐CM「のこのこ篇」3月27日(木)より全国で放映開始”. サントリー. 2013年4月5日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2020年1月7日閲覧。
^ “ ⇒歴史・昭和年表 1958 昭和33年”. 山口県立山口博物館. 2019年12月28日閲覧。
^ “ ⇒サントリーのキャラクターグッズ”. トイガレージ. 2019年12月28日閲覧。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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