アローバース
創作者
グレッグ・バーランティ
マーク・グッゲンハイム
アンドリュー・クライスバーグ
ウェンディ・メリクル
アローバース(Arrowverse)は、The CWのテレビシリーズを中心とした様々な媒体の作品から成るDCコミックス原作のフランチャイズ及びシェアード・ユニバース。その世界観は無数の並行世界を含有するマルチバースであり、アローバースに属すものとしては制作されていない作品との繋がりも持つ。
テレビシリーズは通常、毎年秋頃から翌年春頃にかけて放送され、冬頃には複数の作品・複数のエピソードから紡がれる1本の長編〈クロスオーバー・イベント〉が展開される。作品の垣根を越えるクロスオーバーはこの他にも、物語の随所で実施されている。 「アローバース」という呼称は、2012年10月10日に放送を開始した『ARROW/アロー』からフランチャイズが拡大したことに由来している。 2012年頃は、映画ではサム・ライミ監督の『スパイダーマン』やクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』、そして『アイアンマン』から始まるマーベル・シネマティック・ユニバースが成功を収めていたとは云え、テレビで成功を収めているコミック的な衣装をまとったスーパーヒーローの実写作品はない時代だった[1][2]。そんな時代に『ARROW/アロー』は成功を収め、『THE FLASH/フラッシュ』や『レジェンド・オブ・トゥモロー』など多くのスーパーヒーロー作品が作られる契機となった[2]。こうして2015年頃には、『ARROW/アロー』から始まった一連の作品に対し、「アローバース」という呼称が番組関係者や視聴者の間で用いられるようになった[3]。 2019年、『ARROW/アロー』が8年間の物語に幕を下ろすと報じられたことで、今後のフランチャイズの呼称をどうするかという話題が持ち上がった[4][5]。
呼称