アレハンドロ・マヨルカス
Alejandro Mayorkas
2021年の公式写真
第7代アメリカ合衆国国土安全保障長官
現職
アレハンドロ・ニコラス・マヨルカス(英語: Alejandro Nicholas Mayorkas、1959年11月24日 - )は、アメリカ合衆国の政府高官、弁護士。キューバ系アメリカ人。2021年2月2日より第7代国土安全保障長官を務めている。オバマ政権においても国土安全保障省に勤務し、アメリカ市民権・移民局局長 (2009年 - 2013年)及びアメリカ合衆国国土安全保障副長官 (2013年 - 2016年)を務めていた。
マヨルカスは、キューバのハバナで生まれた。キューバ革命の直後に、家族でフロリダ州に逃れ、後にカリフォルニア州に定住した。カリフォルニア大学バークレー校を優秀な成績で卒業し、その後ロヨラ・メリーマウント大学で法務博士号を取得した。卒業後、マヨルカスは連邦検事補として勤務し、ビル・クリントン大統領とジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下でカリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所連邦検事に任命され、著名な刑事事件の訴追を担当した[2]。
マヨルカスは、2009年1月に就任したバラク・オバマ大統領の政権移行チームのメンバーであり、司法省の刑事部門を担当するチームを監督した[3]。マヨルカスはオバマ大統領によりアメリカ市民権・移民局 (USCIS) の局長に任命され[4]、2009年5月20日に上院で人事案が受理された。2009年8月7日、上院の音声投票により承認された[5]。アメリカ市民権・移民局局長として、マヨルカスは行政効率化と財政改善に重点を置くことで市民権行政を主管し、移民制度の完全性を保護した[6]。