アレクサンドリア教会
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アレクサンドリア教会はエジプトアレクサンドリアにおかれるキリスト教教会。古代5主教座のひとつ。アレクサンドレイア教会とも。
概要

アレクサンドリア教会は現在いくつかの教会に分かれて継承されており、ギリシャ系の正教会アレクサンドリア総主教庁、およびコプト正教会にアレクサンドリア総主教座が存在する。

いずれの教会のアレクサンドリア総主教も、ローマ教皇と同様、教皇(パパ、papa)の称号を有する。

初代教会の歴史である『教会史』を記したエウセビオスは、アレクサンドリア教会は福音記者マルコが創設したと伝えている。

アレクサンドリア教会はキリスト教の歴史の中で大きな影響力を持っている。

古代においてはオリゲネスアタナシウスなど数々の哲学者神学者を輩出し、古代キリスト教の神学の中心の1つであった。アレクサンドリアによった神学者たちのグループをアレクサンドリア学派とよばれ、単性論をめぐる論争の主要な舞台ともなった。

また、パピルスの生産地・集散地であるアレクサンドリアでは数々のパピルス写本が作られ、また羊皮紙写本も作られたと推定される。新約聖書の写本にはアレクサンドリア型と呼ばれる型が存在するほどである。エジプトにおいて発達した砂漠の隠遁修道とも大きくかかわりがある。
分類

正教会ギリシャ正教東方正教会) — 正教会の洗礼・聖体機密(聖体礼儀)を含む機密(秘蹟)は全ての正教会で有効。「ルーマニア正教会」「ロシア正教会」は組織名であり、一組織を信仰するかのような「ロシア正教を信仰する」「グルジア正教を信仰する」といった表現は誤りである。

独立正教会(一部からの承認のみのものを含む)

アメリカ正教会

アルバニア正教会

アレクサンドリア教会(アレクサンドリア総主教庁)

アンティオキア教会(アンティオキア総主教庁)

ウクライナ正教会 (2018年設立)

エルサレム教会(エルサレム総主教庁)

キプロス正教会

ギリシャ正教会

グルジア正教会

コンスタンティヌーポリ教会(コンスタンティヌーポリ全地総主教庁)

セルビア正教会

チェコスロバキア正教会

ブルガリア正教会

ポーランド正教会

ルーマニア正教会

ロシア正教会


自治正教会(一部の承認のものも含む)

エストニア使徒正教会 — 一部のみその地位を承認。承認していない教会からは一教区扱い。

シナイ正教会

正統オフリド大主教区 — 一部のみその地位を承認。承認していない教会からは一教区扱い。

中国正教会 — 一部のみその地位を承認。承認していない教会からは一教区扱い。

日本ハリストス正教会 — 一部のみその地位を承認。承認していない教会からは一教区扱い。

フィンランド正教会


自主管理教会

アンティオキア正教会北米大主教区

ウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)

エストニア正教会 — ロシア正教会の自主管理教会。

在外ロシア正教会

モルドバ正教会

ラトビア正教会





関連項目

アレクサンドリア










全世界の正教会独立正教会自治正教会自主管理教会
独立正教会

古代四総主教庁

コンスタンティノープル総主教庁

アレクサンドリア総主教庁

アンティオキア総主教庁

エルサレム総主教庁



ロシア正教会

セルビア正教会

ルーマニア正教会

ブルガリア正教会

グルジア正教会

キプロス正教会

ギリシャ正教会

ポーランド正教会

アルバニア正教会

チェコ・スロバキア正教会

アメリカ正教会a

ウクライナ正教会 (2018年設立)a


自治正教会

シナイ山正教会

フィンランド正教会

日本正教会a

中国正教会a

エストニア使徒正教会a

自主管理教会

ラトビア正教会

モルドヴァ正教会

エストニア正教会

ウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)b

在外ロシア正教会

アンティオキア正教会北米大主教区

a..mw-parser-output .citation{word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}^ 独立正教会位もしくは自治正教会位につき、一部からのみの承認。
b.^ モスクワ総主教庁下における「自治正教会の広い権を有する自主管理教会」 ⇒[1]
参考: ⇒[2]


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