アルモニカ
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「アルモニカ」を演奏する尾西秀勝

アルモニカ
別称:グラス・ハーモニカ
各言語での名称

Armonica(glass armonica, glass harmonica)
Armonica(Glasharmonika)
Armonica(armonica de verre, glassarmonica)
Armonica(armonica a bicchieri)


分類

体鳴楽器, 擦奏体鳴楽器
関連楽器


グラス・ハープ

演奏者


尾西秀勝(日本在住)

香川千穂(オーストラリア在住)

小塚三喜夫(日本在住)

関連項目


動物の謝肉祭(サン=サーンス)

ランメルモールのルチア(ドニゼッティ)

レオノーレ・プロハスカ(ベートーヴェン)

影のない女(リヒャルト・シュトラウス)

ベンジャミン・フランクリン

ポータル クラシック音楽

アルモニカ(armonica)は、ベンジャミン・フランクリン1761年に発明した複式擦奏容器式体鳴楽器である。
目次

1 概要

2 呼称についての問題

3 発明

4 創意

4.1 調律に対して

4.2 細かな速い楽句の演奏に対して

4.3 指への補水に対して

4.4 碗の判別に対して

4.5 その他


5 評判と熱狂的流行

6 怪奇的神経障害による禁止令と楽器の衰退

7 近代における復興

7.1 絶滅後の空白期間

7.2 楽器の復活製作

7.3 日本における紹介


8 アルモニカのための音楽作品

8.1 代表的曲目

8.1.1 独奏曲

8.1.2 室内楽曲

8.1.3 管弦楽曲

8.1.4 歌劇・舞台音楽

8.1.5 現代作品



9 アルモニカ奏者

9.1 歴史上の奏者

9.2 現存の奏者(アルファベット表記順)


10 脚注

11 関連項目

12 外部リンク

概要

グラス・ハープを工夫し、多数の音を様々に奏しやすくさせ、細かな音の動きや、同時に多数の音を独りで奏することが容易になった。直径の異なる碗[1]状にした複数のガラス[2]を大きさ順に十二平均律半音階に並べ、それらを鉄製などの回転棒に突き刺して回転させながら、基本的には、水で濡らした指先をガラスの縁に触れさせる摩擦によって、グラス・ハープと同様に共鳴するガラスからの音で音楽を奏する。

パガニーニは「何たる天上的な声色」と言い、トーマス・ジェファーソンは「今世紀の音楽界に現れた最も素晴らしい贈り物」と主張し、ベンジャミン・フランクリンは「何ものに比べがたい甘美な音」と表現したと伝えられている。またフランクリンは、もしハープが「天使の楽器」であるなら、アルモニカは「天使の声」であると形容した。ゲーテ、モーツァルト、ハッセテオフィル・ゴーティエなども、この楽器を絶賛した記録が残っている。マリー・アントワネットも、これを習って奏したと記録されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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