アルマズ・アヤナ
Almaz Ayana
選手情報
フルネームアルマズ・アヤナ・エバ
ラテン文字Almaz Ayana Eba
国籍 エチオピア
競技陸上競技
種目3000m、3000mSC、5000m
生年月日 (1991-11-21) 1991年11月21日(32歳)
生誕地 エチオピア
自己ベスト
3000m8分22秒22(2015年)[1]
5000m14分12秒59(2016年)
10000m29分17秒45 (2016年)
3000mSC9分22秒51(2010年)
ハーフマラソン1時間07分12秒 (2017年)
マラソン2時間17分20秒 (2022年)
獲得メダル
女子陸上競技
エチオピア
オリンピック
金2016 リオデジャネイロ10000m
銅2016 リオデジャネイロ5000m
世界選手権
金2015 北京5000m
金2017 ロンドン10000m
銅2013 モスクワ5000m
編集
アルマズ・アヤナ・エバ(Almaz Ayana Eba、1991年11月21日 - )は、エチオピアの女性陸上競技選手。専門は長距離走であり、3000m・5000m・10000mに出場している。なお、アヤナと同郷の元中距離走選手であるソレサ・フィダは夫にあたる(Soresa Fida)[2]。 アヤナは、エチオピアの山岳地帯にある小さな村の貧しい家庭に生まれ育った[3]。コーヒー園で働きながら林を走って練習してきたという[3]。 2010年、アヤナは3000m障害で9分22秒51という当時の世界ジュニア記録を樹立している[4]。以後3000m障害では記録が停滞していたが2011年から5000mに挑戦し、2013年のIAAFダイヤモンドリーグ第9戦ミーティングアレヴァ(7月6日、フランス・パリ)にてティルネシュ・ディババ、メセレト・デファー、ビビアン・チェルイヨット、リリア・ショブホワ、エルバン・アベイレゲッセに次ぐ世界歴代6位となる14分25秒84をマークして準優勝した[4]。 アヤナは同年8月にロシア・モスクワで開かれた世界選手権では5000mに出場し、14分51秒33で銅メダルを獲得した[5]。2015年に中国・北京で開かれた世界選手権では5000mで金メダルを獲得した[2]。 2016年6月にオランダ・ヘンゲローで開催されたエチオピア代表選考レースにおいて、アヤナは今季世界最高記録かつ歴代8位の30分07秒00で優勝、それまでメセレト・デファーやティルネシュ・ディババの独壇場だったエチオピア長距離界に風穴を開けた[2]。8月12日にブラジルで開催されたリオデジャネイロオリンピックの10000mにて、中国の王軍霞の世界記録を23年ぶりに更新する29分17秒45の世界記録で金メダルに輝いた[3][6]。リオデジャネイロオリンピックではドーピング問題に揺れ、かつて王軍霞の記録にドーピング疑惑があったため、「ドーピングはしていないか」という記者からの問いかけがなされ、アヤナは「私のドーピングはトレーニングと神様よ。」と答え潔白であることを宣言した[3]。
経歴
脚注^ Elite Ltd." ⇒Profile of Almaz AYANA"All-Athletics.com(英語、2016年6月4日閲覧。)
^ a b c 望月(2016):32ページ
^ a b c d 増田創至 (2016年8月13日). “陸上女子1万、23年ぶりの世界新 アヤナ、14秒更新
^ a b 陸上競技社 編(2013):211ページ
^ “ ⇒結果日程|TBSテレビ:世界陸上モスクワ2013”. TBSテレビ. 2016年8月13日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
^ “エチオピアのアヤナが世界新、女子1万メートルで金メダル獲得”. AFPBB. 2016年8月13日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
参考文献
望月次朗(2016)"女子長距離2冠を狙うアヤナ 夫と二人三脚で夢の実現を―"『リオ五輪観戦ガイド 月刊陸上競技 2016年9月号別冊付録』:32.
陸上競技社 編『月刊陸上競技 2013年9月号』陸上競技社・講談社、平成25年9月1日発行、8月12日発売、281p.
外部リンク
アルマズ・アヤナ - 国際オリンピック委員会 (英語)
アルマズ・アヤナ - オリンピックチャンネル
アルマズ・アヤナ - Olympedia (英語)
アルマズ・アヤナ - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
アルマズ・アヤナ - 国際陸上競技連盟 (英語)
アルマズ・アヤナ - IAAFダイヤモンドリーグ (英語)