アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
Armageddon Time
監督ジェームズ・グレイ
脚本ジェームズ・グレイ
製作ジェームズ・グレイ
マーク・バタン
『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(原題:Armageddon Time)は2022年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。監督はジェームズ・グレイ、主演はアン・ハサウェイが務めた。本作はグレイ監督が1980年代初頭に通っていたキーフォレスト校[注 1]での体験を基にした半自伝的映画でもある。 1980年、ニューヨークのクイーンズ地区。11歳のポールはウクライナ系ユダヤ人の一家に生まれ育ち、同地にある公立学校に通っていた。父親のアーヴィングはアメリカン・ドリームを現実のものにすべく日々懸命に働いており、決して悪い父親ではなかったが、短気に過ぎるところがあった。そのせいもあってか、ポールは祖父のアーロンに人生の導き手を見出していた。 ポールは芸術への高い関心を有していたが、その手の生徒の例に漏れず、学校の雰囲気に上手く馴染むことができずにいた。ただ、自分同様に問題児扱いされていた黒人生徒、ジョニーとは打ち解けることができた。ところが、学校のトイレでタバコを吸ったことをきっかけに、2人の友情は崩れ去っていくこととなった。そして、2人の人生の明暗もここからはっきり分かれてしまう。中流家庭に育った白人であるポールは私立学校への転校によって立ち直ることができたが、黒人の貧困家庭に育ったジョニーはそのまま転げ落ちていくしかなかったのである。 ※括弧内は日本語吹替。 ジェームズ・グレイ監督は『アド・アストラ』の撮影中に本作の構想を練り始めていた。そして、2019年5月16日、正式に企画が始動したと報じられた[4]。2020年5月、ケイト・ブランシェットが本作に出演すると決まった[5]。6月16日、ロバート・デ・ニーロ、オスカー・アイザック、アン・ハサウェイ、ドナルド・サザーランドの起用が発表された[6]。
あらすじ
キャスト
ポール・グラフ[注 2]:バンクス・レペタ
エスター・グラフ(ポールの母親):アン・ハサウェイ(園崎未恵)
アーロン・グラフ(ポールの祖父):アンソニー・ホプキンス(浦山迅)
アーヴィング・グラフ(ポールの父親):ジェレミー・ストロング(関口雄吾)
ジョニー:ジェイリン・ウェッブ
テッド・グラフ(ポールの兄):ライアン・セル(島田愛野)
トッパー・ローウェル:デイン・ウェスト(熊谷海麗)
ターケルトーブ先生:アンドリュー・ポーク(森田順平)
ミッキー・グラフ(ポールの祖母):トヴァ・フェルドシャー(高島雅羅)
ダリエンツォ:ドメニク・ランンバルドッツィ(宮田哲朗)
フレッド・トランプ:ジョン・ディール(宮林康)
マリアン・トランプ・バリー:ジェシカ・チャステイン(佐古真弓)
製作