アルベルト・ルス(Alberto Ruz、Alberto Ruz Lhuillier、1906年1月27日 - 1979年8月25日)は、メソアメリカの研究で広く知られた、メキシコの考古学者。マヤ文明の研究者として知られる。
フランスのパリ出身。キューバ人の父とフランス人の母との間に生まれる。フィデル・カストロはいとこ[1]。キューバ・ハバナのカレッジを卒業。1936年にメキシコに移り住み、そこで市民権を得た。
1945年にパレンケ遺跡の発掘を開始し、1948年に碑文の神殿の下に隠されていたキニチ・ハナーブ・パカル1世(パカル大王)の墓の入口を発見。1952年に遂に大王の棺と遺体を発見した(発掘は1958年まで続けられた)。
ルスはメキシコ国立自治大学にマヤ文化研究室を設け、1961年に学術雑誌『Estudios de Cultura Maya』を創刊した[2]。
1979年にカナダのモントリオールで死去。73歳没。メキシコ政府はルスの功績をたたえるため、パレンケ遺跡の前に彼の墓を建てることを許可した。
脚注^ Coe, Michael D. (1992). Breaking the Maya Code. New York: Thames and Hudson. p. 208
^ Historia de la Revista
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