アルプス山脈
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、ヨーロッパの山脈について説明しています。その他の用法については「アルプス」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "アルプス山脈" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年9月)

アルプス山脈
アルプス山脈の衛星写真 (2002年5月撮影)
所在地 オーストリア
スロベニア
イタリア
スイス
リヒテンシュタイン
ドイツ
フランス
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯46度33分0秒 東経10度4分0秒 / 北緯46.55000度 東経10.06667度 / 46.55000; 10.06667座標: 北緯46度33分0秒 東経10度4分0秒 / 北緯46.55000度 東経10.06667度 / 46.55000; 10.06667
最高峰モンブラン(4,810.9 m
延長1,200 km
幅100-400 km
プロジェクト 山
テンプレートを表示
アルプス山脈最高峰 モンブラン山ツェルマットから見たマッターホルン山

アルプス山脈(アルプスさんみゃく; : Alpes (アルペース)/: Alpes/: Alpi/: Alpen/: Alps)は、アルプス・ヒマラヤ造山帯に属し、ヨーロッパ中央部を東西に横切る山脈である。
概要

オーストリアスロベニアを東端とし、イタリアドイツリヒテンシュタインスイス各国にまたがり、フランスを南西端とする多くの国にまたがっている。

アルプ(スイスの高山山腹の夏季放牧場;英語: alp,フランス語: alpe,ドイツ語: Alpe)がいっぱいであるからアルプスであると考える説と、ケルト語の alp「岩山」を語源とし、ラテン語を経由したと考える説がある。言語学者 泉井久之助は、大陸ケルト語の alpes「高い山々」からと考えられる、としている[1]

最高峰のモンブランは標高4,810.9 m (2007年) で、フランスとイタリアの国境をなし、西ヨーロッパの最高峰[注釈 1]でもある。

アルプス山脈はヨーロッパの多数の河川水源地となっており、ここからドナウ川ライン川ローヌ川ポー川、といった大河川が流れ出て、それぞれ黒海北海地中海アドリア海へと注ぐ。
地理フランススイスリヒテンシュタインドイツオーストリアイタリアスロベニア各国に渡るアルプス山脈と                     東西アルプスの境界

アルプス山脈は、イタリアのコモ湖からスイスとリヒテンシュタインおよびオーストリア国境(ライン川)を結ぶ線で東アルプス山脈西アルプス山脈に分けられている。これ以外にも南北でわけるなどさまざまな区分が存在する。
西アルプス山脈

さらに西アルプス山脈はグルノーブルトリノを結ぶ線を境として、南を南西アルプス山脈、北を北西アルプス山脈と称する。南西アルプス山脈は地中海にまで伸びている。また、北西アルプス山脈はスイスアルプス全域を含む。また、この両山脈もさらに細かい山脈へと細分されており、北西アルプス山脈にはモンブランを含むグライエアルプス山脈や、モンテ・ローザやマッターホルンを含むペンニネアルプス山脈などが含まれている。

南西アルプス山脈は高度を下げながら地中海の至近まで迫っている。高峰としてはモンテ・ヴィーゾ山などがある。アルプスで最も標高の高いのは北西アルプスであり、アルプスの4000m以降の高峰はすべてこの山脈中に位置する。北西アルプスは東西に並行して走る二つの山系によって大きく分かれている。南を走る山系には、西からモンブランエギーユ・デュ・ミディグランド・ジョラスなどを含むグライエアルプス山脈や、モンテ・ローザマッターホルンなどを含むペンニネアルプス山脈などが含まれる。北の山系には、 アイガーユングフラウメンヒなどを含むベルナー・オーバーラント山脈やグラルナー・アルプス山脈などが含まれる。この両山系の間にはローヌ川の河谷があり、細長いヴァリス渓谷を形成している。マッターホルン北麓にあるツェルマットと、ユングフラウの北麓にあるグリンデルヴァルトはそれぞれの地域の観光・登山の拠点都市となっている。また、ベルナー・オーバーラントの東側に位置するルツェルン湖(フィーアヴァルトシュテッテ湖)周辺の4州(ルツェルン州・ウーリ州・シュヴィーツ州・ウンターヴァルデン州 (ニトヴァルデン準州およびオプヴァルデン準州))は、スイス発祥の地であり、ウィリアム・テルの伝説で知られる地域である。スイスの国土面積におけるアルプスの割合は60%にものぼり、スイスの経済や文化に大きな影響を与えている。また、南麓のほとんどはイタリア領であるが、一部はスイス領のティチーノ州となっている。この南麓には、ルガーノ湖マッジョーレ湖コモ湖といった南北に細長い氷河湖が点在し、その湖畔にルガーノロカルノコモといったリゾート地が点在する。
東アルプス山脈

東アルプス山脈は、東西ではなく南北で分けられている。すなわち、もっとも北を走りドイツとオーストリアの国境を一部成す北東アルプス山脈、中央部を走りオーストリアとイタリアの国境を主になす中央東アルプス山脈、そしてイタリア北部からオーストリア南部のケルンテン州へと延び、ケルンテン州やシュタイエルマルク州とスロベニア共和国の間の国境をなす南東アルプス山脈の3つである。南東アルプス山脈にはドロミティ山脈やジュリアアルプス山脈などが含まれている。

北東アルプス山脈の西部、ドイツ・オーストリア国境部分のドイツ側北麓は、最も西にありレヒ川以西を領域とするアルゴイ・アルプス、レヒ川とイン川に挟まれた中部のバイエルン・アルプス、最も東にあるイン川以東のザルツブルク・アルプスの3つに分けられる。アルゴイ・アルプスは牧歌的な風景で知られる。バイエルン・アルプスにはドイツ最高峰であるツークシュピッツェ (2,962 m) があり、またガルミッシュ=パルテンキルヒェンなどのスキーリゾートが多く存在する[2]。また、バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀後半に建設されたノイシュヴァンシュタイン城はアルプスでも最も人気のある観光地の一つである。ルートヴィヒ2世はほかにもこの地域に、ホーエンシュヴァンガウ城リンダーホーフ城の二つの城を建設している。ザルツブルク・アルプスにあるベルヒテスガーデンは保養地として知られている。このアルプス北麓にはドイツ観光街道の一つであるドイツ・アルペン街道がボーデン湖畔のリンダウからベルヒテスガーデンまで450 kmにわたって走っており、多くの観光客が訪れる。ザルツブルク南方でドイツとの国境部分は終わるが、北東アルプスはなおも東へと延びる。ザルツブルク東方のザルツカマーグート地方を抜け、ウィーン周辺に広がるウィーンの森がこの山脈の末端となる。ザルツブルク州ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウ郡にあるアルプス山脈の一部はユネスコ世界ジオパークに指定される[3]

北東アルプス山脈と中央東アルプス山脈の間にはイン川の谷が広がり、スイス・グラウビュンデン州の東部を通ったのちチロル地方の中心部をなしている。イン川上流部のエンガディン地方はその風景の美しさで知られ、特にその上流部であるオーバーエンガディンの中心地であるサン・モリッツはスキーリゾートを中心に栄える観光都市である。またサン・モリッツの北約30 kmのところにあるダヴォスもスキーリゾートとして知られ、またこの環境と宿泊施設等の充実ぶりから世界経済フォーラム(ダヴォス会議)の開催地に選ばれ、毎年会議が行われている。この谷の中央部にあるインスブルックは、この谷を通って東西へと延びる交易路と、中央東アルプス山脈のブレンナー峠を通って南北に延びる交易路の結節点として栄えてきた。

中央東アルプス山脈はオーストリアとイタリアの国境をなしながら東へと延びる。中央部のブレンナー峠はドイツとイタリアとを結ぶ交通路の中でも最も利用されたものの一つであり、アルプス東部で最も重要な峠だった。やがてオーストリア領内へと入り、オーストリア最高峰のグロースグロックナー山はこの山脈に存在する。グロースグロックナー山を中心とするホーエ・タウエルン国立公園は中央ヨーロッパで最大の国立公園となっている。

中央東アルプス山脈と南東アルプス山脈の間には南チロル地方のボルツァーノ自治県ケルンテン州などが広がる。

南東アルプス山脈はドロミティ山脈などを含むイタリア領内を東西に延びたのち、オーストリアとスロヴェニアの国境をなす。スロヴェニア最高峰のトリグラウ (2,864 m) もこの山脈内のジュリアアルプス山脈に存在する。南麓にはガルダ湖があり、レードロ付近の一部およびアダメッロ・ブレンタ国立公園(英語版)はユネスコの生物圏保護区に指定されている[4]
主要峰アルプス山脈の一つ、スロベニアのヤロヴェツ

三大北壁もこの山脈にある。

モンブラン (4,810.9 m) - 西ヨーロッパ最高峰、フランス及びイタリア最高峰

モンテ・ローザ (4,609 m) - スイス最高峰

マッターホルン (4,478 m) - 三大北壁の一つがある

グランド・ジョラス (4,208 m) - 三大北壁の一つがある

ユングフラウ (4,158 m)

メンヒ (4,107 m)

グラン・パラディーゾ (4,061 m)

アイガー (3,975 m) - 三大北壁の一つがある

グロースグロックナー (3,798 m) - オーストリア最高峰


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:75 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef