アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィーでは、イギリス出身の映画監督であるアルフレッド・ヒッチコックが、監督(共同監督を含む)、脚本、プロデューサー、美術監督、字幕デザイナー、助監督などとして参加した映画とテレビドラマの作品を一覧としてまとめる。
ヒッチコックはサスペンス映画またはスリラー映画のジャンルに位置する作品を多数手がけ、革新的な映画的技法を使用したことで広く知られ、「サスペンスの巨匠」「スリラーの神様」などと呼ばれた[1][2][3]。ヒッチコックは1920年代初頭にイギリス映画業界でサイレント映画の字幕デザイナーとしてキャリアを始め、次いで美術監督や助監督、脚本家を務めたあと、1925年に『快楽の園(英語版)』で監督デビューした[4]。それから1939年に至るまで、ヒッチコックはイギリスで23本の作品を監督した[5]。1939年にはアメリカ合衆国のハリウッドに活動の場を移し、1980年に亡くなるまでに30本の作品を監督したが、1948年以後はすべての監督作品でプロデューサーを兼任した[4][5]。1955年からは『ヒッチコック劇場』でテレビに進出し、同番組でホスト役を務めたほか、約20本のエピソードを演出した[6]。アカデミー賞では、『レベッカ』(1940年)が作品賞を受賞し、ヒッチコック自身は監督賞に5回ノミネートされた[2]。また、アメリカ国立フィルム登録簿には9本の監督作品が登録されている[7]。 以下の一覧には、ヒッチコックが監督した長編映画だけでなく、短編映画、共同監督作品、未完の作品も記載している。表内の作品情報と記載順番は、特記がない限りは『定本映画術 ヒッチコック/トリュフォー』(1990年)、『ヒッチコック』(2015年)、『ヒッチコック 完全なる殺人”芸術”家』(2018年)に収録されているフィルモグラフィーに基づく[8][9][10]。 年.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
映画
監督作品
邦題
原題
クレジット備考
監督脚本製作
1922年
第十三番
Number 13
YesNoYesサイレント映画、未完成作品で失われた映画
1925年
快楽の園
The Pleasure Garden
YesNoNo英独合作のサイレント映画
1926年
山鷲
The Mountain Eagle
YesNoNo英独合作のサイレント映画、失われた映画
アメリカ公開時のタイトルは『Fear o' God』
1927年
下宿人
The Lodger: A Story of the London Fog