アルピコ交通上高地線
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「上高地線」はこの項目へ転送されています。道路については「長野県道24号上高地公園線」をご覧ください。

上高地線
2022年に運用を開始した上高地線20100形電車(2022年 森口駅)
概要
起終点起点:松本駅
終点:新島々駅
駅数14駅
路線記号AK
運営
開業1921年10月2日 (1921-10-02)
所有者アルピコ交通
使用車両アルピコ交通#車両を参照
路線諸元
路線総延長14.4 km (8.9 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化直流1,500 V 架空電車線方式
運行速度最高50 km/h (31 mph)[1]
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停車場・施設・接続路線
凡例


浅間線


篠ノ井線 / 大糸線


0.0AK-01 松本駅


0.4AK-02 西松本駅


田川


1.1AK-03 渚駅


奈良井川


1.9AK-04 信濃荒井駅


2.6AK-05 大庭駅


長野自動車道


4.4AK-06 下新駅


5.4AK-07 北新・松本大学前駅


6.2AK-08 新村駅


7.6AK-09 三溝駅


8.6AK-10 森口駅


9.5AK-11 下島駅


11.1AK-12 波田駅


12.7AK-13 渕東駅


14.4AK-14 新島々駅


15.7島々駅 1985年廃止

上高地線(かみこうちせん)は、長野県松本市松本駅から同市の新島々駅までを結ぶアルピコ交通鉄道路線である。
概要

松本市西部地域を東西方向に横断する路線で、沿線の通勤・通学をはじめとした生活路線として利用されている。また終点の新島々駅にはバスターミナルが設けられ、北アルプス南部の上高地乗鞍方面への観光や登山のアクセス手段としても利用されている。

1921年(大正10年)10月2日、筑摩鉄道(後の松本電気鉄道、現在のアルピコ交通)により島々線として松本駅 - 新村駅間6.2 kmが開業。翌1922年(大正11年)9月26日には島々駅までの15.7 kmが全線開通した。現在の路線名である「上高地線」は1955年(昭和30年)に改称されたものである。

1966年(昭和41年)にはそれまで島々駅にあったバスターミナルを赤松駅(現在の新島々駅)へ移転。翌1967年(昭和42年)からは国鉄からの直通列車も運行され戦後の登山ブームを支えた。1983年(昭和58年)の台風10号による土砂災害で新島々駅 - 島々駅間1.3 kmが不通となる。同区間は利用者が減少しており、復旧費用も多額となることから1985年(昭和60年)1月1日を以て正式に廃止された。

2007年(平成19年)12月、松本電気鉄道を中核とするアルピコグループが債務超過に陥り経営破綻。上高地線についても鉄道施設の更新に多額の費用が必要であり「単独での継続は困難」との見方が示された。これを受け、2010年(平成22年)沿線自治体の松本市が支援を表明し、翌年より老朽化した鉄道施設の更新を進めている。2011年(平成23年)にはアルピコグループの経営再建の一環として、松本電気鉄道がグループ内の川中島バス諏訪バスの2社を吸収合併し、鉄道・路線バス事業を統合し、4月1日に「アルピコ交通株式会社」が発足した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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