アルビール
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アルビール
?????
??????
Arbil / Irbil / Erbil

アルビールの城塞世界遺産
位置
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イラク内のアルビール県の位置

座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度11分28秒 東経44度0分32秒 / 北緯36.19111度 東経44.00889度 / 36.19111; 44.00889
行政
イラク
 アルビール県
 市アルビール
知事Nawzad Hadi
地理
面積 
  市域115 km2
標高390 m
人口
人口(2022年現在)
  市域1,612,700人
  備考推計値[1]
その他
等時帯UTC+3 (UTC+3)
夏時間なし

アルビール(????? ; Arb?l. Irbil, Erbilとも表記する、クルド語:???????, Hewler、ヘウレール)は、イラク北部の都市であり、クルド人自治区主都アルビール県県庁所在地でもある。日本では「アルビル」と表記されることが多い。アラビア語クルド語口語の発音上においても、長母音が短母音化してアルビルに近く発音されることもある。
呼称

アルビールは先シュメール時代から人類が住み続けている[2]。古い起源を持ち、かつ住民の民族構成や話した言葉が多様であるため、街の呼び名も、歴史的に用いられたものまで含めると、ラテン文字により表記して Irbilum, Urbilum, Urbel, Arbail, Arbira, Arbela, Erbil/Arbil のように数多い[2]
概要シタデル広場

アルビール県の県庁所在地であり、同県を含むクルド人自治区の主都でもある。推計人口は約161万人(2022年)。

古くはアルベラ(Arbela)と呼ばれ、紀元前331年アレクサンドロス3世(大王)がダレイオス3世率いるアケメネス朝を破ったガウガメラの戦いの実際の主要な合戦場となった。また、紀元1世紀にはユダヤ教を受容したアッシリア人の国家アディアベネ王国の都が置かれていた。

2003年イラク戦争フセイン政権が崩壊し、2005年に連邦制を規定した新憲法が制定され、2006年にクルド自治政府が正式に発足して、アルビールがクルド人自治区の主都となる。

アルビールの旧市街の中心にはカラアトと呼ばれる古い城塞(アルビールの城塞)がある[2]。そこから放射線状に街が伸び、同心円上にバイパス道路が通じている。旧市街地とは独立するかたちで、中心からやや離れた幹線道路沿いに新市街地が発展しており、高層ビルの建設ラッシュが続いている。
経済

爆弾テロの続く首都バグダードなどとは対照的に、治安が大幅に改善していることから、最近ではヨーロッパアメリカ合衆国トルコなどといった旧西側諸国をはじめとする外国企業の進出が相次ぎ、日本を含む各国企業がイラク進出の窓口としている。2017年1月1日には、市内に日本の領事事務所が開設された[3]

また、クルドの自治政府はイラク中央政府とは一線を画した独自の油田開発を進め、石油資源の輸出から得られる資金を背景に経済成長が続いている。中東屈指の商業都市ドバイエマール・プロパティーズも開発に乗り出す[4]など「第2のドバイ」とも呼ばれている。
治安

以前は、多国籍軍やクルド人に対するアラブ過激派のテロが多く、2004年2月4日には109人が死亡する大規模な爆弾テロが起きている。2005年5月4日にも自爆テロが発生し、46人が死亡した。その後、自治区3州の治安はおおむね安定した状態が続いていたが、2007年5月9日には、アルビールの内務省前で、トラックに仕掛けられた爆弾によるテロが発生し、19人が死亡、70人が負傷した[5]

現在、クルディスタン地域の中でも、アルビール市については、クルド自治政府や主要政党、さらには各国領事館や外国企業など官民・国内外を問わない主要組織の拠点機能が集中しているため、市の出入口にあたる幹線道路には検問が敷かれ、市内の警備体制もクルド人自治区の他の地域と比較しても厳重になっている。


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