アルバ(alba、意味は「日の出」)は、オック語トルバドゥールの抒情詩のサブジャンルで、一夜をともにしながら、それぞれの配偶者への発覚を恐れて別れなければならない恋人たちの切望が歌われている。 アルバに登場する共通の人物は、「guaita」(見張り、番人)と呼ばれる、恋人たちに別れの時が来たことを告げる女性の友人である。guaitaは居眠りするか、不注意をしでかすか、もしくは、あまりに早く別れさせるかして、恋人たちに責められる。恋人たちは、女性の夫だけでなく、「lauzengiers」(嫉妬する恋敵)も恐れている。 次に挙げるのは作者不詳のアルバである。許されざる恋の一夜を明かして別れる時の、恋人の淑女に対する騎士の切望が歌われている。このスタイルの表現は一般的だが、特定の韻文が非定型的なストロペーのパターンの中で使われる。Quan lo rosinhols escriaab sa part la nueg e.l dia,yeu suy ab ma bell'amiajos la flor,tro la gaita de la torescria: "Drutz, al levar!Qu'ieu vey l'alba e.l jorn clar.--大意:ナイチンゲールが歌う間、夜も昼も、花の下で、私は美しき人とともにいる。塔から我等の見張りが叫ぶ。「二人とも、起きて! とっくに夜は明けています」。
概略
作者インキピットタイプ備考
Bernart de Venzac