アルゴス
?ργο?
古代のアルゴス(手前)と現代のアルゴス
所在地
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座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度37分 東経22度43分 / 北緯37.617度 東経22.717度 / 37.617; 22.717
アルゴス(?ργο? / Argos)は、ギリシャ共和国ペロポネソス地方東北部にある人口約2万5000人の都市。古代ギリシアの都市国家であり、古代アルゴリスの中心地であった。現在はアルゴリダ県アルゴス=ミキネス(英語版)市に属し、同市の中心地区である。 アルゴスのある地方は、アルゴリス(Argolis)、アルゴリダ、アルゲイアなどの名で知られる。また、そこに住む人はΑργε?οι(ラテン語:Arg?v?, 英語:Argives)と呼ばれている。 伝統的な俗説においては、この名前はギリシャ神話の百眼巨人アルゴスに由来するとされている。比較言語学的にはインド・ヨーロッパ祖語のarg-(*ar?-、光る・輝くの意、argyros「銀」はその派生語)を語源とする形容詞のargos(ちらちら光る、動きの速い)で、「明るく輝く」またはそれに類似する意味を持ち、地名と伝承上の巨人アルゴスの関係は二次的にこじつけられたものに過ぎないという推論がもっとも有力である。 アルゴスの街(?ργο?
名称
地理
位置・広がり
現在のアルゴスは古代のアルゴスと同じ位置にあり、市街地の中に劇場やアゴラ(広場)、浴場などの遺跡がある。
かつては周辺地域も含めて自治体アルゴス市(Δ?μο? ?ργου?)を形成していたが、2010年に行われた地方制度改革によりミキネス市(古称: ミケーネ)などと合併し、アルゴス=ミキネス(英語版)市の一部となった。 アルゴリコス湾の湾奥に広がるアルゴス平野の中心に位置する。アルゴス平野周辺はミケーネ文明が栄えた土地であり、アルゴスの北約10kmにはミケーネの遺跡が、東南約7.5kmにはティリンスの遺跡がある。 市街の西には標高267mの丘は、古代にはアクロポリスとして使われ、中世にはヴェネツィア人によってラリッサ城が築かれた。 アルゴスからミケーネに向かって45スタディア(約8.3km)のところに、新石器時代の居住区があり、その近くにアルゴリア地方の中央聖域がある。この聖域はヘーラー(Argivian Hera)を祀ったもので、この神殿(寺院)の主な祭はヘカトンベー
地勢
歴史アルゴスのヘーライオン(ヘーラー神殿)
古代
ミケーネ文明の時代、アルゴスは重要な集落であったことが考古学的に判明している。ミケーネやティリンスといった近隣の都市国家の中で、肥沃なアルゴス平野の中央の見晴らしの良い場所にあったため、かなり早い時期から居住区になった。Argolid(アルゴス人)のことは、ローマでもアルゲイア(Argeia)として知られていた。しかし、アルゴスの重要性は紀元前6世紀以降、近隣のスパルタによって影が薄くなってしまった。
さらに、ペルシア戦争への参加を拒否したことで、アルゴスはギリシアの他のほとんどの都市国家から孤立してしまった。それでもアルゴスは中立を貫いた。紀元前5世紀のスパルタとアテナイの争いでは、アテナイと同盟を結んだが、何の役にも立たなかった。
中世ラリッサ城
12世紀、ラリッサの丘の、古代都市があったところに、ラリッサ城(Kastro Larissa)が建てられた。アルゴスは十字軍、続いてヴェネツィア共和国の手に落ち、1643年にはオスマン帝国に占領された。1686年、ヴェネツィアのフランチェスコ・モロジーニがいったん攻略したが、1716年にオスマン帝国に奪還された。
近現代The Argos demarkheio。その町内会館
1821年にギリシャ独立戦争が始まると、ギリシャ各地に多くの小さな共和政体が生まれた。ペロポネソスには独立派の臨時政府として「ペロポネソス議会」 (el:Πελοποννησιακ? Γερουσ?α) が生まれ、その下にアルゴスでも1821年5月26日に「アルゴス執政政府」(Consulate of Argos)の設立が宣言された。スタマテロス・アントノプロス(Σταματ?λο? Αντων?πουλο?)という人物が執政官に就任(在位:1821年3月28日 - 5月26日)したが、短命なこの地方政府のただ一人の元首となった。アルゴスの政府は、エピダウロスの第一国民会議 (First National Assembly at Epidaurus) で成立した統一暫定政府の権威を認め、最終的にはギリシャ王国に合流していく。 重要な都市の遺跡は現存していて、ツーリストに人気の観光名所となっている。 この地域の主要産業は農業で、中でも柑橘系の果物の収穫が大きな割合を占めている。オリーブも人気である。 アルゴス地区(Δημοτικ? εν?τητα ?ργου?)は、アルゴス=ミキネス
社会
行政区画アルゴリダ県における旧アルゴス市(1999年 - 2010年)
旧自治体(ディモティキ・エノティタ)
交通アルゴス駅アルゴス駅
コリントスからトリポリを経由して西南端のカラマタへ、ペロポネソス半島を貫く幹線交通路にあたる。
鉄道
ギリシャ国鉄(OSE)
ペロポネソス狭軌鉄道網 : メーターゲージ
カラマタ=トリポリ=コリントス線